2018.09.06 |暮らし    1

【防災新常識】本当に必要な備え、進化したグッズ、食料など最新マニュアル

 北海道を襲った震度7の大地震。6月からこれまでに、大阪府北部地方で震度6弱の地震、西日本豪雨による河川の氾濫、土砂災害・・・そして、大きな勢力で日本列島を直撃した台風…。今や自然災害は他人事ではない。

 被災者の証言をもとに、明日起こるかもしれない災害に備えた、リアルな防災対策を紹介します。

最新にアップデートを!わが家の防災マニュアル

対策:自宅で備えることはこれ

「防災の基本は、地震を想定して行います」と防災アドバイザーの岡部梨恵子さん。前触れもなく、突然起こる地震に備えておけば、ほかの自然災害にも応用がきくという。

「まずは備蓄。災害後72時間は人命救助が優先されるので、その間、救援物資などは届きません。もしもに備え、7日間以上の水や食の家庭備蓄が望ましいとされています」(以下・岡部さん)

 また、地震の際、自宅にある思わぬものが凶器になり、死に至ることもある。

「年齢とともに物をため込みがちになりますが、不要なものは、こまめに捨て、防災を意識した部屋作りを。災害後の片づけもスムーズです」

●新常識1 時計は落ちても割れない材質に

「掛け時計や、絵画の透明カバー部分はアクリル製かプラスチック製のものを選びましょう」。落下時の衝撃が少なく、ガラスの破片が散らばるといった被害を最小限に抑えることができる。「買い替えが難しいガラス製のものは、防災ガラスシートを貼って対策を」。

●新常識2 ポットやテレビは飛んでくる凶器と心得よ

「熱湯の入ったポットはとても危険な凶器。強力な粘着シートで固定し、低い場所に置くようにしましょう」。倒れやすい薄型テレビは転倒防止の固定具をつけて。

固定したポットとテレビ

震度7以上対応のものを選んで!

●新常識3 インテリアや飾りものは粘着シートやひもで固定

「趣味の小物など、インテリアとして飾りたいものもあるはず。地震のことばかり考えて、好きな部屋に住めないのもストレスなので、工夫して飾ることも大切」

ひもで棚に結びつけた小物、粘着シートで固定した置物

普段いることの多い部屋の小物類はひもやテグスで棚に結びつける、粘着シートで固定するなどの対策を

●新常識4 72時間生き延びるために1週間分の食材備蓄を

「コンビニやスーパーで買える食べやすいものでもOK。賞味期限が2年近くあるものを選び、家族の人数×1週間分をストック。災害がなくても2~3か月ごとに1日分を食べ、補充する“ローリングストック”をするとムダなく常に期限内のものが備蓄できます」

 1日分の箱には、【1】ご飯、パン、麺類などの主食、【2】大豆製品、肉、魚、卵のタンパク質、【3】野菜、果物、海藻などの食物繊維の入った食品を、家族の人数分×1日(2~3食)分を用意。例えば朝はパンと野菜ジュース、夜はシチュー&ご飯、と組み合わせて食べる。

「災害時はショックから食欲をなくすことも。放置していると、栄養不足で免疫力が低下し、病気を招きます。飴などを口にして、食欲を呼び起こしましょう」

1週間分の災害食の備蓄

1週間分の災害食の備蓄

●新常識5 多めのクッションでまずは身を守る

 災害時は、上から物が落ちてきたり、最悪、天井が落ちてくる場合も。「すぐにヘルメットなどはかぶれません。グラッと来たら、クッションを頭にかぶり、落ちてくるものが少ない廊下や玄関に移動し、出口の確保を」。来客用に、家族の人数分+2個は用意して。

【ドア】閉じ込められないためにもバールを用意

バールでドアをこじ開ける

 災害でドアが壊れ、開かなくなってしまうことも。バールがあれば、力の弱い女性でもてこの原理で、ドアをこじ開けられる。「倒れた家具やがれきの持ち上げにも、バールが役に立ったという声は多いですね」。

【食器棚】観音開きの食器棚は危険! 注意が必要

転倒防止策をとった観音開きの食器棚

 食器棚は危険が多いので、転倒防止策を取って。とくに観音開きの場合は災害時に食器が一気に飛び出してくる場合があるので地震用ストッパーで開かないよう防止。扉がガラスの場合は飛散防止フィルムを貼って。

覚えておきたい「ポリ袋調理法」

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▶コメント

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  1. イチロウ より:

    防災用に新規購入されるのは大変でしょうね。。。

    私の場合は、趣味がトレッキングですので、基本的に自分の趣味に拘ればそれで済みます。 更に、軍用品収集も趣味ですので、趣味に拘れば、防災用品が自然と集まります。

    例えば、軍用ヘルメットをそのまま防災用にしていますし、トレッキング用のバッグを背にすれば、防災用品が全て集まることになります。

    ただ、それらの物を置く処が重要と思われます。 それで、靴とバッグは、寝室に置き、万一の時に裸足で行動しないようにしています。

    外出の折には、鞄の中にサバイバル・キットを入れています。 ただ、関係法令の改正により、折りたたみナイフを持ち歩くと違法になりますので、要注意ですが。

    備蓄用の食糧は、自衛隊用の携帯口糧が市販されていますし、米軍のMREも入手出ます。 両者ともレトルトで調理等は、不要で温めて食べるだけです。

    ただ、困るのは、我が家の猫達です。 私の場合には、猫達を避難所で受け入れてくれないと、何処へも避難出来ない事態になります。

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