2018.12.01 |サービス   

「歩く」をテーマに!一人で外出もできる介護付有料老人ホーム<後編>

プレザングラン江東亀戸

「歩く」ことをコンセプトにしている「プレザングラン江東亀戸」。前編では、カロリーとカルシウムを強化した食事の工夫やリハビリについて紹介した。後編では、生活相談員が果たしている役割などについてお伝えする。

 歩くことを大切にするために、“勇気ある方針”を掲げているいう、その中身とは。

→前編を読む

介護付有料老人ホームの読書室

図書室など落ち着ける空間も用意されている

入居者と密接に関わる生活相談員が果たす役割

「プレザングラン江東亀戸」が掲げる“歩くからはじまるセルフメディケーション”とは、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること。

 これを支えるのが、リハビリ(機能訓練)、医療、食事、QOL(生活の質)だ。このうちのQOLを担っているのが、介護職員やケアマネジャー、生活相談員などの“人財”だという。サークル活動の運営や日常生活動作の評価など、入居者と密接に関わりながら、その生活を支えている。

 運営会社の株式会社ケア21は、9つの経営理念の1つに「人を大事にし、人を育てる」を掲げ、コーチングや介護技術をはじめ、年間300以上の研修プログラムを用意し、現場で即戦力として活躍できる“人財”を育成している。

 訪れた日に行われていた集団リハビリでは、献身的に入居者のサポートをするスタッフの姿が見られた。その中のひとり、生活相談員の上村太郎さんにリハビリ時の目標や取り組みについて聞いてみた。上村さんは生活相談員として日々の業務にあたりながら、リハビリのフォローも行っているという。

ゴムのバンドを使ってリハビリをする高齢者たち

伸び縮みするゴムのバンドを使って無理なく体を動かす

ボールを使って運動する高齢者たち

リハビリではボールも活用する

 生活相談員には幅広い役割が期待され、施設によって求められる業務の内容も異なっている。生活相談員の一般的な役割としては、ケアマネジャーとの連絡窓口、入退所手続き関連、入居者面談、ケアプラン作成への援助、入居者・家族からの相談や苦情の受付・対応、地域との連携など多岐にわたる。多くの分野の知識や経験、コミュニケーション力などを必要とする介護サービスのキーパーソンだ。

「リハビリのフォローにも入ります。足をあげる時の補助や声がけをしています。入居した時に車椅子だった方が歩行器を使って歩けるようになった事例もあり、“歩く”をテーマにしたリハビリの効果を目の当たりにしています。

 長い距離を歩くことが難しい場合は、例えば食事の時に居室と食堂の行き来だけを職員と一緒に歩いてもらったりします。歩くこと自体が難しい場合でも、ベッドから車いすに移乗することや、リビングで車いすからテーブルのいすに座ってもらうことに訓練の一環として取り組んでおります。このように、一人ひとりの状態に合わせて対応しています」(上村さん)

高齢者が足につける運動器具

一人ひとりの様子を見ながら声がけをしていく

 こちらの施設には入居相談員をおいていないので、生活相談員の上村さんも入居を検討する人が見学に来た際の対応にあたっている。そのため入居前の不安や疑問を具体的に把握しているので、入居後、スムーズに生活に慣れるためのサポートも心強い。

一人で自由に外出できるように

 高齢者向けの施設では、安全と自由のバランスに頭を悩ませているところも多いという。入居者の行動を制限すれば転倒などのリスクは減らせるが、筋力が衰えたり、精神的な面でのマイナスが発生してしまう。バランスをどこで取るかは、入居者本人の意向だけではなく、家族の考えや気持ちも関係してくるので、単純な正解があるわけではない。上村さんも日々、入居者の相談に乗りながら理想の形を探っているという。

「今後は外を散歩する機会を増やしていきたいと考えています。外には凸凹や坂があるので、ただ歩いているだけでも色々な筋肉を使えると理学療法士にアドバイスをもらいました。平坦な室内とは違い、外に出れば転倒のリスクも出てきますが、歩くという観点から見ればプラスが多いと思っています」(上村さん)

介護付有料老人ホームに設置された手すり

手すりを縦向きに取り付けているのは立ち上がる時のため

 今年の8月まで施設長を務めていた東日本介護事業部東日本介護サービス課課長の佐藤伸也さんによると、入居者は、職員の付き添いを必要としない外出をしたい場合、誓約書の記載をすれば、自由に外出できるという。実際に入居者の約1割が自由に外出を楽しみ、近隣のスーパーでの買い物や散歩を楽しんでいるそうだ。

「外で起きた事故には責任を取れないので、誓約書を書いていただいてますが、ご希望があればお一人で自由に外出ができるようにしています。歩くというコンセプトを柱に入居者様の歩きたいという気持ちを尊重したいので、導入した取り組みのひとつです。安全性はもちろん重要ですが、何でもかんでもダメだとは言いたくないですね」(佐藤さん)

介護付有料老人ホームの風呂

機械浴の設備も充実しているので安心だ

「プレザングラン江東亀戸」は広い敷地を有しているので、開放感のある暮らしを楽しめる。圧迫感がないので居室の住み心地も問題ない。ベッドからトイレに行く際につかまりやすいよう、手すりを設置するなど細かい配慮もなされている。“歩く”というコンセプトが掛け声や建物の設計だけにとどまらず、しっかりと職員が実践して効果を出している様子が印象的だった。

介護付有料老人ホームの居室

居室には使い慣れた家具を持ち込める

撮影/津野貴生

【データ】
施設名:プレザングラン江東亀戸
公式WEBサイト:https://www.tanoshii-ie.jp/single008/
所在地
:東京都江東区亀戸9-3-13
最寄駅: 都営新宿線「東大島」駅 徒歩11分
都営新宿線「大島」駅 徒歩14分
東武亀戸線「亀戸水神」駅 徒歩13分
類型:介護付有料老人ホーム
運営主体:株式会社ケア21
敷地面積:2941.45平方メートル
延床面積:3868.24平方メートル
室数:98室
入居要件:入居時要支援・要介護
構造: 鉄骨造5階建
開設年月日: 2017年9月1日
料金:料金:入居一時金0円~960万円+月額利用料28万2000円~13万2000円+敷金18万3000円
月額利用料内訳:部屋代1ヶ月分、管理費4万5000円(30日分)、食事代5万4000円(税抜・30日分)

※施設のご選択の際には、できるだけ事前に施設を見学し、担当者から直接お話を聞くなどなさったうえ、あくまでご自身の判断でお選びください。

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