2019.01.22   

【介護脱毛】介護経験者のミドル世代が積極的にVIO脱毛する理由

 急激に進む超高齢社会。その影響は各方面に及んでおり、脱毛業界でも昨今、ある変化が起きている。いつか自分が介護されることを想定して、介護者に迷惑をかけないように“介護脱毛”(アンダーヘアの脱毛)をするミドル世代が増えているというのだ。

内緒話をする女性ふたり

“介護脱毛”をするミドル世代が増えている

排泄の介助を経験して感じた脱毛の必要性

 脱毛というと、若者がするものというイメージが強かったものだが、近年では身だしなみとしてVIOの脱毛が定着しつつある。実際、全国に19院を展開する医療脱毛専門院『リゼクリニック』では、45才以上の患者数は過去8年間で15.06倍に増加。特に2~3年ほど前から増加しているという。

医療脱毛専門院「リゼクリニック」45才以上の患者推移グラフ

働き世代の老後や介護、ムダ毛に関するアンケート調査

 そこで、同院では30~50代の男女450人を対象に、働き世代の老後や介護、ムダ毛に関するアンケート調査を2018年12月20日~24日の間で実施。そのリアルな声を紹介しよう。

Q:介護に関する第三者への配慮に備え、事前に自分のムダ毛を脱毛しておく「介護脱毛」は必要だと思いますか?

「介護脱毛」は必要だと思うかアンケートグラフ

 実は、介護経験者の65.2%が「介護に備えた介護脱毛は必要」だと回答している。「介護をしていて大変だったことは?」との問いに、ダントツで63.8%の人が「排泄の介助」と答えていることも、介護脱毛の必要性につながっていると読み取れる。

Q:老後に不安を感じますか?

30代 80.5%
40代 88.1%
50代 95.9%

 全体の88.4%が老後に不安を感じると回答しており、その年代も、30代80.5%、40代88.1%、50代95.9%と年齢を重ねるにつれ、不安度は増している。

Q:将来の自分の介護を意識して今のうちにやっておきたいことは?

「貯金」64.2%
「お金の整理」53.9%
「荷物の整理」48.5%
「遺言書の作成」31.5%
「介護脱毛」22.1%

 と回答。中でも30代の26.8%と4人に1人が「介護脱毛」を意識してやっておきたいと答えている。

 それは自身の介護だけのことではない。介護する立場として、

Q:両親や家族などに介護前に備えておいてほしいことは?

「資産管理の整理」56.4%、
「まとまった金額の準備」54.5%
「知人の連絡先まとめ」48.9%
「荷物の整理」39.3%
「アンダーヘアの脱毛」19.4%

 入浴やシモの拭き取り、臭い等の対策として備えておいてほしいと考えていることがわかった。

 介護というと、いちばんハードルが高いのが「シモの世話」ではないだろうか。

「シモの世話」は、する側にとって大変な一方、される側にも苦痛は伴う。それは、介護時に見られたくない部位は、局部(VIO、アンダーヘア)が73.2%とダントツで、胸・背中は20.1%、お腹は11.4%…との結果からも見てとれる。

一昔前より脱毛の垣根が低くなった

 昨今、自身の介護を見据えて介護脱毛をする中高年が増えている背景について、医師の考えを聞いた。リゼクリニック新宿院院長で医師の大地まさ代さんは、こう語る。

経験から芽生えた迷惑をかけたくないという気持ち

「『介護脱毛』は、親などの介護を経験し、清拭の際にムダ毛があることで大変な思いをしたことから、自身が介護を受けるときは子や介護士などの第三者に迷惑を掛けたくないという思いやりから生まれたブームでもあります」

脱毛サロンと価格競争

 増加している背景には、ここ数年で脱毛サロンの数は格段に増え、同時に広告などで脱毛について知る機会が多くなったこと。また、価格競争で手ごろな値段で施術が受けられるようになったことによって、一昔前は自己処理が主流だったムダ毛に対するイメージが変化し、脱毛に対する大衆の垣根がかなり低くなったこともあるという。

「今まで介護経験を通じて毛がない方が良いと思っていても、自己処理で済ませていたり、なかなか金銭面で機会のなかった方が手軽に受けられるようになったというのが理由の一つだと思います。また日本の高齢化が進む中で、近年メディアで介護の問題が扱われることが増えたことも、患者様に自身の介護問題を考えるきっかけを与える要因となっていると感じます」(大地さん、以下「」同)

「第三者の介護」を経験の際に大変だったことアンケートグラフ

介護する側される側、双方にメリット

「デリケートゾーンは、拭き取ったつもりでも毛や皮膚の間に排泄物が残りやすい部位で、炎症や感染症を引き起こすこともあります。高齢で介護を必要とする状態の方は免疫力が低下している場合も多く、またオムツなどでは菌の増殖が増え、より感染症のリスクは高くなります

 そのため、トイレでの排泄介助や、オムツの交換の際に、介護者はより丁寧に清拭をする必要があります。脱毛により、感染症や皮膚トラブルのリスクが軽減され、オムツ交換の際の臭いが軽減されたり、清拭が楽になり、介護する側や介護される側、双方にメリットが大きいと考えられます」

まとめ

 いまや、「脱毛は若い人がするもの」との認識から、シニアにも必要な準備になったようだ。それは介護をしてくれる人への思いやりでもあり、また自身の健康や心身の快適さのためにも、早いうちから準備をしておくとよいかもしれない。

 介護における排泄の悩みは、デリケートなことであるため、なかなか人にも相談しにくく、一人で抱えてしまいがち。もし、自分が介護を受けることになったとき、介護する人にも負担をかけず、また自分も負い目を感じないためにも、手軽になった脱毛をすぐにでも検討してみてたらいかがだろか?

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取材・文/介護ポストセブン編集部

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