2019.01.27 |暮らし    5

猫が母になつきません 第133話 「つける」

毎年梅干し問題に悩まされている私ですが、実は野菜を置いておくと母がそれをやたらと浅漬けにしてしまうという漬けもの問題も抱えています。母は漬けるだけでほとんど食べず、いつも漬けたまま冷蔵庫に放置して腐らせてしまいます。もうこれは漬けたいだけなんだろうと思って、つまみをくるくる回すと中身が押される仕組みになっている浅漬け用の容器を隠したのですが、今度は調理用のボールにお皿だのどんぶりだのらっきょの入った瓶だの重しになりそうなものが積み上げられ、鍋料理に使おうと思っていた白菜がその下に…(泣)。昔々私が子供の頃にうちは大家族で、毎年冬になると料理上手の祖母が白菜を昆布や赤唐辛子と一緒に樽いっぱいに漬けていました。具体的に味を覚えているわけではないのですが、美味しいという記憶だけが残っています。母の漬けたい衝動もそんなところから来ているのかもしれません。

【作者プロフィール】
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母とくらすため地元に帰る。典型的な介護離職。モノが堆積していた家を片付けたら居心地がよくなったせいかノラが縁の下で子どもを産んで置いていってしまい、猫二匹(わび♀、さび♀)も家族に。

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第1話  「しらない」
第2話  「かたづけ」
第3話  「みかく」
第4話  「うめぼし」
第5話  「パソコンその1」
第6話  「パソコンその2」
第7話  「ない!」
第8話  「猫と母」

第9話  「けいたいでんわ」
第10話  「こっせつ その1」
第11話  「こっせつ その2」
第12話  「こっせつ その3」
第13話  「カルシウム」
第14話  「バイリンガル」
第15話  「すれちがい」
第16話  「ひとりじめ」
第17話  「かたおもい」
第18話  「ながでんわ」
第19話  「なぜここに」
第20話  「メメントモリ」
第21話  「きかない」
第22話  「スイートコーン」
第23話  「モシモシ?」
第24話  「いる!」
第25話  「ねがいごと」
第26話  「でまかせ」
第27話  「あかない」
第28話  「けいたいしない」
第29話  「できる」
第30話  「かくしんもてない」
第31話  「かくしんもって」
第32話  「こぐんふんとう」
第33話  「おさつ」
第34話  「しめる」
第35話  「ねむれない夜」
第36話  「怪談」
第37話  「そうじ」
第38話  「タイマー」
第39話  「かぎ」
第40話  「ねこにこばん」
第41話  「なつかない」
第42話  「けさないで」
第43話  「ふとん」
第44話  「さび」
第45話  「じかせい」
第46話  「おなかすいた」
第47話  「茶トラ」
第48話  「かえして」
第49話  「むかで」
第50話  「むかで─猫の場合─」
第51話  「今年もうめぼし」
第52話  「わびのごはん」
第53話  「ほんやく」
第54話  「さびのブラッシング」
第55話  「がいしょく」
第56話  「しょうじ」
第57話  「こけ」
第58話  「だかれる」
第59話  「茶トラ-その後」
第60話  「もちかえる」
第61話  「ひとりあそび」
第62話  「ハマる」
第63話  「ひみつへいき」
第64話  「にそくほこう」
第65話  「おどかしたい」
第66話  「やめない」
第67話  「かいたい」
第68話  「ねむりたい」
第69話  「あまもり」
第70話  「さびのごはん」
第71話  「うちまちがい」
第72話  「おなじです」
第73話  「ひっつき虫」
第74話  「あそんであそんで」
第75話  「ぶっとばす」

第76話  「メリークリスマス」

第77話  「おとしだま」
第78話  「ぶっとばしてみた」
第79話  「やっちまった」
第80話  「にげられる」
第81話  「むしして」
第82話  「ストレスはっさん」
第83話  「毎日アクロバット」
第84話  「しはんせいき」
第85話  「せいする」
第86話  「やぶる」
第87話  「ひじょうじ」
第88話  「つかえる」
第89話  「あける」
第90話  「立つ」
第91話  「はる」
第92話  「ちらかす」
第93話  「グルーミング」
第94話  「とまる」
第95話  「るーてぃーん」
第96話  「つかまえる」
第97話  「季節のめぐみ」
第98話  「しゃしん」
第99話  「ゆめ」
第100話「続・今年もうめぼし」
第101話「まだまだうめぼし」
第102話「ゆずれない」
第103話「ストップ再利用」
第104話「きづかれる」
第105話「いま?」
第106話「あっというま」
第107話「のまない」
第108話「つけない」
第109話「つかない」
第110話「ドライブスルー」
第111話「るすでん」
第112話「リフォーム」
第113話「かいかえる」
第114話「ピンク!」
第115話「足元注意」
第116話「にらまれる」
第117話「さがしもの」
第118話「こっせつ_その後」
第119話「はかない」
第120話「猫の手」
第121話「やればできる」
第122話「あっとうされる」
第123話「おしまくる」
第124話「ゆだんする」
第125話「いただく」
第126話「たべない」
第127話「いるやつ」
第128話「さむい」
第129話「きこえてる?」
第130話「いぞんする」
第131話「はいらない」
第132話「おかないで」
第133話「つける」
第134話「はなせる?」
第135話「あじみする」
第136話「きになる」
第137話「すいてた」

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▶コメント

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  1. にゃにゃこ より:

    心中お察しいたします。
    漬物を有効活躍する東北の先人の知恵を少々
    浅漬けの場合、湯掻いて味噌汁の具。(湯切りして使用)
    たくわんなどのかみごたえのあるものは、軽く塩抜きして千切りし きんぴらに。
    多少酸っぱくなっても 味噌汁の具にする方法だと大丈夫とのこと
    (個人差があるので 無理には勧めません)
    アクティブで譲らない発想になっている実親が相手では 実行に移すのが難しい可能性大ですけど…お役にたてたら光栄です。

    3+

  2. tensei より:

    はじめまして。
    今日、介護について検索していてこちらに訪問しました。
    母親は介護施設に入所中です。要介護4。
    猫が2匹居るのですが、一匹が昨日お星様になりました。
    病院へ行こうとケージに入れたら発作を起こしたようでした。
    いろいろと思い出しながら、nurarin様の日常に少し笑顔を取り戻せました。
    本当に猫って勝手な、でも憎めない生き物です。

    7+

  3. イチロウ より:

    ひじきに含まれるヒ素については、東京都健康保険局が「ひじきに含まれるヒ素」の項目で詳しく説明されています。 

    英国における場合と、日本における場合では、調理法からして違います。 従って、東京都健康保険局の見解に依れば、我が国の伝統的調理法に依り、伝統的に日本人が食する範囲内であれば、特に避ける必要が無いことが分かります。

    また、内閣府 食品安全委員会 食品総合情報システム における「ヒジキに含有されている無機ヒ素について」の項目では、厚生労働省のコメントとして、「これまでにひじきを食べてヒ素中毒を起こすなど健康に悪影響が生じたとの報告はありません。」とあります。

    上記のことより、現時点では、伝統的に日本人が食する範囲内であれば、食材としてのヒジキを避ける要は無い、と思われます。

    8+

  4. ままねこ より:

    ひじき煮はあまり食べないほうが良いと思いますので腐らせて正解かと。ひじきは国際がん研究機関のIARCの無機砒素の分類でレベル1になっています。イギリスでは10年以上前から警告がでているそうです。詳しくは農水省のホームページを参照して下さい。

    5+

  5. イチロウ より:

    お母様に何でも「つけられる」のでお困りであれば、先に「凍らせる」と良いのでは?

    即ち、古来「先んずれば人を制す」と申しますので、つけられては困る野菜類をその先に処理して冷凍庫で保存するのです。

    例えば、我が家の場合には、惣菜選択に困った時の「ニラ卵」を作ることが多いので、ニラを適宜に切り、冷蔵用小袋に入れて冷凍庫で保存しています。

    調理の時に小袋から適宜フライパンに入れればそれで良いのです。

    私の好きなブロッコリーも同様に、大量に茹でて小袋に入れて保存しています。 これは、何も自作しなくても小袋に入れたものが市販されていますので、今では、最初からそれを買って冷凍庫で保存しています。

    我が家では、そのために大型の冷凍庫のある冷蔵庫を使用していますので、便利ですが、難点は、大量に冷凍庫内保存している食材の存在を忘れることです。

    調理したものを何種類も冷凍保存しても居ますが、これは、何時調理したのかを明記しておかないと食べる気がしなくなりますので要注意です。

    以前、冷凍庫内でカレーを「発見」しましたが、何時調理したのかが不明で、流石に食べられなかったもので。

    4+