2019.02.07 |暮らし   

6年間の在宅介護中、祖母がインフルエンザにならなかった理由

 6年以上にわたり、祖母の介護を在宅で続けてきたライターの奥村シンゴ氏。介護中のエピソードを独自の切り口で紹介しているが、今回はインフルエンザ対策の話だ。

 祖母の健康管理に、どのような工夫をしたのだろうか。

お茶を飲む高齢の女性

高齢者がインフルエンザにかかると重篤になることもあるので予防は大切だ(写真/アフロ)

 今年もインフルエンザが猛威をふるっている。

 兵庫県淡路島の老人ホームではインフルエンザの集団感染あり、7人の高齢者が死亡というニュース。

 老人ホームでの集団感染は他人事とは思えない。私が30歳過ぎから6年間在宅介護してきた祖母が昨年11月末に施設入所したからだ。

→認知症の祖母、いよいよ施設入居へ…。どこがいいのか探してみたら

 実は、在宅介護中、祖母は一度もインフルエンザにかかっていない。

 病院に勤務していた経験を持つ私の彼女からアドバイスをもらいながら色々工夫してきたのだ。

ヨーグルトとヤクルトを365日1日1回摂取

 まず、彼女に「ヨーグルトとヤクルトを毎日摂るといいよ」と言われた。

 実際、メドピア株式会社が運営する『イシコメ』というWebメディアで医者4600人に乳酸菌の効果についてアンケート調査(※「乳酸菌って健康に効果あるの? 医師4600人にアンケート調査」)を行ったところ、9割が「効果がある」としている。

 そのアンケートでは、老年内科医が「施設入所者に1日おきに飲ませると年1~2回流行していたインフルエンザがぴたりとなくなった」とのコメントもあった。

 我が家では、こういった記事が出る前から『明治ブルガリアヨーグルトLB81』か『森永乳業ビヒダスプレーンヨーグルト BB536』のどちらかを祖母に6年間にわたって、ほぼ毎日食べてもらっていた。

 なぜこの2つのヨーグルトを選んだかというと、人気ランキングで検索すると常に上位だからだ。

 そして、宅配専用の『ヤクルト400』。

 ご存じの方も多いと思うが、乳酸菌シロタ株の数がスーパーやコンビニエンスストアのヤクルトは200億個、宅配専用のヤクルトは400億個と約2倍違う。

 祖母は「私がね、小さい頃からあるのよ。よくおじさんが配達してくれてねえ、懐かしいわ。思い出す。おいしいよね」と、ヤクルトには馴染みが深いようで喜んで飲んでくれていた。

カレーライスを週1~2回は食べる

 もう一つ彼女が勧めてくれたのがカレーライスだ。

「毎週1回、できれば週2回、野菜が入ったカレーライスを食べてね」と。

 認知症にもいいとのこと。

 ヨーグルトやヤクルトと比べ私はピンとこなかったので、「なんで?」と理由を聞いてみた。

「カレーライスに使われているスパイスには、体温を上げるなどさまざまな効果が期待できるし、野菜もいろんな種類を摂りやすいから」と教えてくれた。

 たしかに、一般的に使用されているカレーライスのスパイスには、ターメリック、シナモンなど漢方薬としても使われるものが入っている。カレーに入れると野菜は柔らかくなるので食べやすいし、野菜から溶け出した栄養もルーとして摂ることができる。

 ただ、ヤクルトと違い祖母はカレーが好きではない。

「私を病気にさせる気かいな」「はよあっちにやろうと思ってんちゃうやろな」などと言うので、食べさせるのは大変だった。

「ばあちゃん、カレーは体にものすごくいいんだって」と何度も粘り強く言続けたら、少しずつ食べるようになってくれた。カレーは具材を変えると、違った味わいになるので便利だと思う。

 もちろん、ヨーグルト、ヤクルト、カレー以外にも手洗い、うがい、十分な睡眠時間の確保、マスク着用などインフルエンザの基本的な対策はしているが、結果、祖母は風邪やインフルエンザにかかることがなかったので、これらは祖母に合った健康法だったのかもしれない。

文/奥村シンゴ

プロフィール:大学卒業後、東証一部放送・通信業界で営業や顧客対応などの業務を経験し、6年前から祖母の認知症在宅介護を経験中。在宅介護と並行してフリーライターとして活動し、テレビ、介護、メディア、阪神地区のテーマを中心に各種ネットメディアに寄稿。他時折テレビ・ネット番組や企業のリサーチ、マーケティングなども担当している。

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