2019.02.10 |暮らし   

【ペットの介護】犬・猫の介護度をチェック!老いは後ろ脚からやってくる

 ペットフード協会の’18年調査によると、現在家庭で飼われている犬は890万匹、猫は960万匹にもおよぶ。同年の子供の数は1553万人(※1)のため、今や犬猫の飼育数は子供の数より多い。

 愛犬愛猫を人生の伴侶とする人が増えている一方で、ペットの長寿化による問題もクローズアップされている。最期までお互い幸せに暮らすために、するべきことは何か。ペットの老いに向き合うためにまずは、ペットの介護度チェックしてみよう。

※1:’18年総務省調べ。

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老犬

大切な家族、ペットの老いにどう向き合うべきか

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ペットの寿命が延びた理由

 ペットの平均寿命は現在、犬で14.29才、猫で15.32才(※2)。’90年の統計では、犬8.6才、猫5.1才だった。つまり、約30年でペットの寿命がいかに延びたかがわかる。

※2:ペットフード協会の’18年調べ。犬の場合、超小型犬15.01才、小型犬13.91才、中・大型犬13.36才。猫の場合、外に出ない子は15.97才、外に出る子は13.63才。平均寿命算出元データは一般世帯で過去10年間に飼育された犬猫のため、野良犬・猫、ブリーダーやショップで死亡した犬猫は対象外。

 なぜこんなにペットの寿命が延びたのか。その背景にはさまざまな変化がある。例えば食事の質。かつてのペットの食事は人間の残り物が多かったが、今は栄養バランスが考えられた専用ペットフードに代わり、その普及率は約92%にものぼる(※3)。

※3:ペットフード協会の’18年調べ。 

 また、動物病院の数も増え、ジステンパーやフィラリアといった感染症による死亡率が激減。さらにペット保険も登場し、がんや心臓・腎疾患などの高額治療にも積極的に取り組めるようになった。

 そして何よりも、飼う目的が変わったことが大きいという。以前は、ねずみ捕りや番犬といった実用目的だったのに対し、今や人生を共に歩む“相棒”や“家族”へと意識が変化した。

「犬や猫も、自然界なら3〜5年しか生きられないのに、人生の伴侶として室内で大切に飼われるようになり、寿命が2〜3倍も延びました。最近では人間の年齢にして100才まで生きる子も。だから、介護が必要になるのは当然です」(須崎動物病院院長・須崎恭彦さん)

 愛犬愛猫の年齢が、人間でいうと何才にあたるかは以下の換算式で算出可能だ。

●うちの子何才?

【超小型・小型・中型犬】 24+(犬の年齢−2年)×3

【大型・超大型犬】 12+(犬の年齢−1年)×7 

【猫】 24+(猫の年齢−2年)×4

※換算式の計算法には諸説あり。

 いずれにせよ、老いは年齢だけでは判断できない。次の順で老いは進むという。

【1】後ろ脚がふらつく
【2】歩くのがしんどそう
【3】立っているのがしんどそう
【4】自力で立てない
【5】排泄に介助が必要
【6】寝た状態が多くなる
【7】寝たきりになる

「犬も猫も老いは後ろ脚からきます。足腰が弱くなったら、介護を始める準備をしましょう」(須㟢さん)

ペットの介護度をチェック

□散歩に出てもペースが遅く、立ち止まりがちになった。
□ソファや車に跳び乗れず、階段を下りる時にとまどう。
□ものにぶつかりやすい。
□耳が遠くなった。
□目ヤニ・鼻水がよく出る。
□皮膚にイボができる。
□風邪でもないのに、体温が高く寝付けないことがある。
□1回の食事量が減って、体が細くなってきた。

※3つ以上 当てはまったら 要注意!

 では、介護に必要なこととは何か。東京ペットホームの動物看護師・介護士の佐々木優斗さんはこう話す。

「ペットの介護で何よりも大切なのは、技術よりも、ペットと意思の疎通を図ろうという気持ちです。老いると以前よりも犬や猫の伝えたいことがわかりづらくなります。あきらめずに観察し、彼らの声に耳を傾けてあげてください」

※女性セブン2019年2月7日号

●「高齢者がペットを飼う」利点、やるべきこと、課題とは

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