2019.02.15    9

八千草薫さん「90才目前のがん手術」メリット・デメリット

「無理をしないと女優という仕事はできない」かつて大女優は、そう周囲に話していた。

 その彼女が突然、活動休止を発表した。そして、同時に明かされた「がん闘病」の日々。高齢者における「がん手術」のメリット・デメリットを天秤にかけ、彼女はどんな思いで決断したのか。

八千草薫

肝臓がんの闘病中であることを公表した八千草薫さん(88才)

 * * *

 2週間ほど前に突然、降板の連絡がスタッフ陣にありました。症状や理由も聞かされていなかったので、報道を見て驚きました」(ドラマ関係者)

 2月9日、八千草薫(88才)さんが所属事務所の公式サイトで、肝臓がんの闘病中であることを公表した。治療に専念するため、出演予定だったドラマ『やすらぎの刻(とき)~道』(テレビ朝日系)とドラマ『執事 西園寺の名推理2』(テレビ東京系)を降板する。

 自宅は都内の高級住宅地にある。’07年に夫で映画監督の谷口千吉さん(享年95)を亡くしてからひとり暮らしだが、最近は自宅周辺ではほとんど姿が見かけられていなかった。

「体調管理に気を使うかたで、以前は毎朝、犬の散歩をされていましたが、最近はペットシッターに任せきりのようです。外を出歩くこともなくなり、身の回りのことはお付きの女性がすべて行っていると聞きます」(近隣住民)

→八千草薫さん がん闘病で「隣人介護」を選んだ生き方

昨年1月に膵臓の摘出手術、3月には仕事復帰

 八千草さんは’17年末に毎年受けている人間ドックで膵臓がんが見つかり、昨年1月に膵臓を摘出する手術を受けた。

 90才を前にして行った大手術について、医療ガバナンス研究所所長で医師の上昌広さんが解説する。

「膵臓がんは自覚症状がほとんどなく、見つかった時は手遅れというケースも多い。合併症が極めて多く、数パーセントが手術で亡くなるともいわれますが、手術をしないと余命1~2年という可能性もある重篤な病気です。八千草さんは高齢ですが、本人が完治を望んだので手術に踏み切ったのでしょう」

 手術後は2か月療養し、昨年3月からドラマの撮影で仕事に復帰した。8月、9月には主演舞台『黄昏』で、老いを感じながらポジティブに生きる主人公を演じきった。

昨年の舞台『黄昏』終了後、付き人と手をつないで歩く八千草さん

「楽屋で点滴を打ちながらの満身創痍の状態でしたが、なんとか千秋楽まで完走しました。その後も足腰に不安は残りましたが、調子は悪くなかった。ですが、今年に入って発熱が続き、受診したところ肝臓への転移がわかりました。徐々に体力も回復して“まだまだがんばれる”と思っていた矢先だったので、本人は大きなショックを受けていました」(八千草さんの知人)

 八千草さんはすべての予定をキャンセルしており、近く再入院するという。

→天皇陛下執刀医が教える寿命100年時代に私たちが知っておくべきこと

手術「する」「しない」は年齢よりその人個人の身体的若さによる

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▶コメント

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  1. ちかちゃん より:

    昨年1月父を亡くし〜仕事ばかりして元気でした。でも90歳過ぎてもスーツしか着る物がない生活を、一人で暮らしておりました。母は2009年に亡くなり、父は2019年に亡くなり両親はもう私のそばに居ません。たった1人の兄も、もう仕事をやめて〜父の遺した旅館もレストランも〜消えました。介護とは難しい!でも、私は悪いことばかりして来た人生。父と母を亡くして後悔してます。もう〜私も終わりに近い!2人の娘に世話になり、孫も優しくしてくれます。67歳です。お年寄りの方を見ると何かしてあげたい!一人で歩かれている姿はつらいです。

    14+

  2. シュウ より:

     上さんが転移性のある膵臓癌に対して、外科手術を一つの方法と仰ったのは、元気にしていた時(2019/2)から、手術後、8か月(2019/10)余りで、八千草薫さんが亡くなられた事で、間違っていたことがわかります。
     今、癌の治療の世界的標準は、外科手術、抗がん剤、放射線治療の三大治療のうちの放射線治療である事を説明されるのが、筋道ではないですか。
     日本での癌治療は、外科手術が主流になっていますが、これは、世界的に見て、日本だけであり、日本の癌治療の外科手術が放射線治療より先に主流の地位を占め、後からきた放射線治療を除外したという日本の癌治療の歴史に由来していると言われます。
     個人的な話で恐縮ですが、母親と兄弟を癌で亡くし、少なからず癌のことを調べ、上記の事を知りました。
     八千草薫さんも、外科手術をしなければ、苦しまずに、もう少し生きられ、人生をまっとうできたのではないかと、悔やまれます。
     私の意見に異論があると思いますが、その方は是非、日本の癌治療には問題がないのかという視点で考えて頂けたら、ここに余計なことを書き記した甲斐があります。失礼致しました。
     

    13+

  3. toyohasi no matt より:

    この頃、テレビで芸人が、「k1が、コロナのせいで休業したなら、k1に国や都が補償しろ」と声高にほざいているが、全く腹が立つ。
    こんな輩にだけ税金が使われるのは我慢がならない。
    その為に休業した「寿司屋」や「ラーメン屋」にこそ補償してやって欲しい。私にはk1なんかより、「寿司屋「」「ラーメン屋」のほうがよっぽど大事だ。

    13+

  4. なめまろちゃん より:

    八千草さんどうか一日も早く病気平癒いたしますように!! また元気になりニコニコしたステキな笑顔を見せてください^ ^
    待っています♪♪

    8+

  5. 山本総一郎 より:

    彼女の清楚な落ち着いた雰囲気は本当に日本の母という感じがする。昔のオロナイン軟膏の宣伝はよく覚えています。でも、この年齢で手術をするメリットと、デメリットを考えると意味が内容に思う。でも、するなら元気で復活して欲しい。

    13+

  6. 路傍の花 より:

    いやいやわかんないですよ。かの一休禅師。
    あのざっくばらんですべてを悟りきったような高僧でさえ
    最後の言葉が 死にとうない

    15+

  7. 百才万歳 より:

    大きな財・金を持つと、この世に未練タラタラ、となる。
    人間「業が深い」。

    22+

  8. しんちゃん より:

    1930年生まれのおじいです。学生の頃より貴女の大フアンでした。今は隠居
    していますが、身の上相談や相続の遺産分けの相談に乗ることが多いです。
    戦前生まれですが体はおかげで丈夫で、杖無しで平均一日4~6千歩歩きます。
    引退した元税理士です。どうぞ頑張って一日でも長生きして下さい。祈っています。

    15+

  9. ゆき より:

    とてもお上品で、素敵な目標にしたい、お人柄です。
    頑張ってほしいです。

    30+