2019.06.23 |暮らし    1

猫が母になつきません 第154話 「れんしゅうする」

ねずみ、すずめ、カエル、自分と同じくらいの大きさの鳩まで… ハンター・わびはいろいろ狩ってきます(第96話「つかまえる」第142話「みせにくる」)。獲物の持ち帰りはほんとに大迷惑なのですが、わびの日々の鍛錬をみているとあまり怒る気になれません。身を隠しながら獲物に近づき、狙いを定めて獲物に襲いかかるまでを、自分用の小さな毛布とおもちゃを使って綿密にシミュレーション。目は真剣そのものです。小柄なのに大きな獲物を仕留められるのはこんな練習の積み重ねあってこそ。私がねこじゃらしを使って遊ぶときも俊敏なわびに合わせていたら動きはどんどんハードに、スペースはどんどん広く、ついにはクッションや爪とぎを障害物に使ったりしてすでに「じゃらし」ではなくなっている。できれば、獲物は小さめでお願いします…。

【作者プロフィール】
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母とくらすため地元に帰る。典型的な介護離職。モノが堆積していた家を片付けたら居心地がよくなったせいかノラが縁の下で子どもを産んで置いていってしまい、猫二匹(わび♀、さび♀)も家族に。

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第101話「まだまだうめぼし」
第102話「ゆずれない」
第103話「ストップ再利用」
第104話「きづかれる」
第105話「いま?」
第106話「あっというま」
第107話「のまない」
第108話「つけない」
第109話「つかない」
第110話「ドライブスルー」
第111話「るすでん」
第112話「リフォーム」
第113話「かいかえる」
第114話「ピンク!」
第115話「足元注意」
第116話「にらまれる」
第117話「さがしもの」
第118話「こっせつ_その後」
第119話「はかない」
第120話「猫の手」
第121話「やればできる」
第122話「あっとうされる」
第123話「おしまくる」
第124話「ゆだんする」
第125話「いただく」
第126話「たべない」
第127話「いるやつ」
第128話「さむい」
第129話「きこえてる?」
第130話「いぞんする」
第131話「はいらない」
第132話「おかないで」
第133話「つける」
第134話「はなせる?」
第135話「あじみする」
第136話「きになる」
第137話「すいてた」
第138話「のばされる」
第139話「とほうにくれる」
第140話「にっこうよく」
第141話「おさまる」
第142話「みせにくる」
第143話 「おこられる」
第144話「ぜんぶだす」
第145話「あてはまる」
第146話「みえる」
第147話「ハマる〈ちらしずし編〉」
第148話「 ねている」
第149話「にている」
第150話「週末の恋人」
第151話「みせつける」
第152話「かくす」
第153話「にぶい」

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  1. イチロウ より:

    我が家の長男猫とその他の猫たちとを比べまして、多くの点で絶対に違いがあった、と思っています。

    その内の一つが「狩り」でした。 家の中にあっても、たまたま虫等が飛び込んで来た折のことでも違いがありました。 夏になって蝶々等が飛び込んで来たりすれば、大騒ぎになるので普通なのですが、長男猫だけは動かずに暫くは観察していたようでした。 そして他の猫たちが大騒ぎするのを見ていましたが、自分の周囲に虫が飛んで来たりすれば、虫の動きを頭を回して観察しながら様子を伺い、さっと捕まえました。 無駄な動きはせずに前足をさっと一度だけ動かして。 そして直ぐに離して、虫が飛び立ち、他の猫たちが追跡するのを眺めていました。 悠然と。

    あれは何だったのだろう、と亡くなってからも考えました。 あれは、きっと狩りの見本を他の猫たちに見せていたのだろう、と今にして思います。 こうして狩りをするんだよ、と手本を見せていたのだろう、と。 

    飼い主とネズミの玩具等で遊ぶ際にも同様でした。 飼い主が操る玩具を見て頭を回しながら観察していて、飼い主が天上を向けて振り上げた玩具を狙って、飛び上がり、空中で宙返りをしながら玩具を掴んだ時には、本当に驚きました。 頭を天井に向けた姿勢から空中で頭を床に向けた姿勢に転換したのでした。 そしてネズミの玩具を歯で噛み捕まえました。 

    床に悠然と降り立った長男猫は、少し荒い息をしながら、ネズミの玩具を飼い主の前に落としました。

    今、そのネズミの玩具は、飼い主が大切に保管しています。 長男猫の思い出と一緒に。

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