2019.07.14 |暮らし    3

猫が母になつきません 第157話 「どうしても」

猫と一緒だとなぜかよく眠れます。お腹に感じる程よい重みや、腕にのせた前脚の愛らしさに癒されて眠りにおちます。初めてさびと一緒に寝た日のことは忘れられません。最初の冬が来たある晩、さびがベッドの周りをうろうろするので何気なく布団をめくるとするりともぐりこんで来ました。猫を飼ったことがなかったのでその時まで「一緒に寝る」という発想がなくて急な展開に「え?寝るの?」という戸惑い、そして緊張…。今は猫が一緒でないと寂しいほどですが、さすがに夏は暑い。でもどうしても眠れない夜もある。そんな時は部屋の隅で寝ているさびを抱っこしてベッドに移動。最初は逃げる機会をうかがっていますが、「お願い」という気持ちを込めて撫でていると「もうわかったから」というようにふっと力を抜いて寝る態勢に入ります。すみませんね、ほんとに。

【作者プロフィール】
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母とくらすため地元に帰る。典型的な介護離職。モノが堆積していた家を片付けたら居心地がよくなったせいかノラが縁の下で子どもを産んで置いていってしまい、猫二匹(わび♀、さび♀)も家族に。

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第101話「まだまだうめぼし」
第102話「ゆずれない」
第103話「ストップ再利用」
第104話「きづかれる」
第105話「いま?」
第106話「あっというま」
第107話「のまない」
第108話「つけない」
第109話「つかない」
第110話「ドライブスルー」
第111話「るすでん」
第112話「リフォーム」
第113話「かいかえる」
第114話「ピンク!」
第115話「足元注意」
第116話「にらまれる」
第117話「さがしもの」
第118話「こっせつ_その後」
第119話「はかない」
第120話「猫の手」
第121話「やればできる」
第122話「あっとうされる」
第123話「おしまくる」
第124話「ゆだんする」
第125話「いただく」
第126話「たべない」
第127話「いるやつ」
第128話「さむい」
第129話「きこえてる?」
第130話「いぞんする」
第131話「はいらない」
第132話「おかないで」
第133話「つける」
第134話「はなせる?」
第135話「あじみする」
第136話「きになる」
第137話「すいてた」
第138話「のばされる」
第139話「とほうにくれる」
第140話「にっこうよく」
第141話「おさまる」
第142話「みせにくる」
第143話 「おこられる」
第144話「ぜんぶだす」
第145話「あてはまる」
第146話「みえる」
第147話「ハマる〈ちらしずし編〉」
第148話「 ねている」
第149話「にている」
第150話「週末の恋人」
第151話「みせつける」
第152話「かくす」
第153話「にぶい
第154話「れんしゅうする」
第155話「みつける」
第156話「メッセージ」

 

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  1. イチロウ より:

    一緒に寝ることの出来る猫さんと、出来ない猫さんがいると思います。 

    我が家の場合、初代のキジトラさん(長男)は、とても大人しくて、飼い主の右手を枕に寝ていました。 次々と仔猫を育て居る間に猫達は猫達で寝るようになり、飼い主は寂しくなりました。

    でも、朝になるとキジトラの長男猫が飼い主をおこしに枕元まで来てくれました。 毎朝、几帳面に来るので日曜日に寝坊をしている時には迷惑でしたが、その時には、布団に入れて暫く一緒に寝ました。 

    今でも、飼い主の右手にあごを載せてゴロゴロと喉を鳴らして喜ぶキジトラ模様の猫を思い出しては涙が出ます。 おまけに家の中、全ての部屋に額縁に入ったキジトラさんがこちらを向いていますので、毎日、涙を流す羽目になっています。

    5+

  2. すーこ より:

    今年から認知症ケアGHで介護の仕事に就き、こちらを知りました。毎週更新を楽しみにしています。
    ぬらりんさんと同じ商業デザインをしていたこと、多分同世代だろうなということ、母がワガママなこと笑、そしてウチにも猫が居るのでとても共感しております。
    優しいイラストも沁みるテキストも大好きです。
    お身体に気を付けて素敵なひと時を紡いでくださいね。

    6+

  3. エリザベス より:

     子供の頃、クリスマスにテンの顔が付いた毛皮の襟巻きを買ってもらいました。
    首にくるりと巻いて、テンの口で挟む襟巻きです。冬の夜が何となく子供心に寂しくて、この襟巻きを生きているペットのように布団に入れて何年か寝ました。
     三年前から飼い始めたキジトラは甘えん坊で、冬は必ず布団の肩の中りに潜り込んで来て寝ます。私は時々キジトラを撫でながら眠りにつきます。
     ある日ふと、子供の頃に欲しかったのはこれだったんだ、と思いました。当時は母が厳しくて、ネコも飼えなかったし、飼えても布団で一緒に寝るなんてとても出来ませんでした。
     ネコと一緒に寝てももう誰も怒りません。自分が若く無くなって来て、良かったと思う事の一つです。ネコと一緒に寝られるって、本当に幸せです。

    12+