2017.01.24 |   

介護生活にハーブを!<5> グレース・ケリーも愛した「粘膜に優しい青いお茶」

 ハーブティーの淹れ方は、一人分としてポットにティースプーン一杯ほどのマロウブルーを入れ、300ccのお湯を注ぎ入れます。蓋をしてしばらく蒸らすうちに、花が湯でほどけて青い色が抽出されてきます。

 実は、このマロウブルーのハーブティーは、色の変化が楽しめることでも知られています。

 まず鮮やかな青い色になります。これは、マロウブルーに含まれるアントシアニンの仲間のアントシアニジンがもたらすもの。このアントシアニジンは、抗酸化物質でアンチエイジングが期待できるとされる、ポリフェノールの1種です。 でもその青い色は長続きせず、次第に色は褪せてきます。

 そこにレモンの搾り汁を加えてみましょう。するとレモンの「酸」に反応して青から赤紫色にハーブティーの色が変化するのです。

 フランスでは、カップの中に現れる色の変化を、夜明け前の静けさの青と朝焼けの赤紫色に見立て、「夜明けのお茶」と呼ばれているそうです。かの女優のグレース・ケリーも愛飲していたと伝えられています。

 マロウブルーのお茶に限っては、ぜひティーカップをガラスや白いものにして、色の変化をお楽しみいただきたいと思います。ハーブティーを傍に、カップの中の情景に、いっとき寛いでみてはいかがでしょう。

 まるで化学実験のような色のマジックに驚いたりする、そういう事も介護する方やされる方にとっては、楽しいコミュニケーションや気分転換になるかもしれませんね。

 そして、マロウブルーのお茶にはカフェインが含まれていませんので、刺激が少なく、夜に召し上がってもいいでしょう。蜂蜜を加えれば、さらに喉に優しく、おいしい風味にもなります。

 乾燥したこの季節には、ぜひ一日に数回飲んで体内の保湿を心がけてみてください。

 安全で良質な素材のマロウブルー茶は以下のサイトで購入することをオススメします。

●アマゾン(生活の木)

●グリーンフラスコ
http://shop.greenflask.com/shopdetail/007001000026/007/X/page2/brandname/

撮影・文/飯田裕子


iidayuko

飯田裕子(いいだ・ゆうこ)

1960年東京生まれ。写真家・ハーバリスト。30代の後半にストレスと過労で体調を崩すも、医療行為を受けながらハーブと出会い回復。メディカル的なハーブに興味を持ち、取材を始める。英国在住のハーバリスト、リエコ大島バークレー女史と出会い「ハーブの薬箱:文化出版」の企画、撮影に携わる。その後、日本メディカルハーブ協会のハーバルセラピストの資格を獲得。ハーブの知恵を生かすべくガーデンスタジオJP(https://www.facebook.com/gardenstudiojp/?pnref=lhc)として活動を始める。85歳になる元医師の父と母の遠距離プレ介護が始まったばかり。

【この連載のバックナンバーを読む】
介護生活にハーブを<1>「きのことエキナサアの薬草すうぷ」
介護生活にハーブを<2>「緑の医学に取り組む」専門店
介護生活にハーブを<3>健やかな眠りを足す助ける「お茶」
介護生活にハーブを<4>「かぼちゃとスパイスの薬草すうぷ」

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