2017.06.07 |サービス   

介護家族にやさしい【バリアフリー温泉】最新ガイド<4>~山形県 赤湯温泉

 介護している人も、される人も、家族みんなで行けて笑顔になれる──『バリアフリー温泉で家族旅行』(昭文社)の著者であり温泉エッセイストの山崎まゆみさんが、介護中の家族にやさしい温泉施設の最新情報をご紹介! 介護中の人こそ温泉でくつろいでほしいという山崎さん厳選の宿、必見!

むつみ荘外観

赤湯温泉保養所 むつみ荘

 * * *

 体が不自由な方、高齢の方にも優しい温泉旅館「バリアフリー温泉」は、近年増えてきています。温泉エッセイストとして、日本中の温泉を取材している私が、実際に宿のご主人や女将さんに想いをうかがい、厳選した「バリアフリー温泉」をシリーズでご紹介していきます。今回は、3回目に続き山形県のお宿です。

山形県 赤湯温泉──一口メモ 

 赤湯温泉のある南陽市はバリアフリー観光に積極的に取り組んでいる。もともと、パラグライダーは南陽市の人気の観光資源だが、現在は、足が不自由な方もパラグライダーを楽しめる。さらに、ラ・フランス、ぶどう、りんご、さくらんぼが採れるフルーツ天国。含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物泉であるため、殺菌効果も期待でき、何より血管拡張作用があるので、湯上がりはぽかぽか。冷え症の人にはうれしい泉質。

赤湯温泉 むつみ荘

 むつみ荘は、山形県市町村職員に向けた温泉保養施設ということもあり、県内からの現職員だけでなく、OBも利用するので、高齢のお客さんがとても多い旅館です。そのため施設側も高齢者対応に慣れているのが最大の魅力。

 全18室中1室がバリアフリールームで、フロントから一番近い位置にあります。お隣の部屋は、入口に段差があり、完全なバリアフリーではありませんが、ベッドが置かれているので人気があります。

むつみ荘BFR102号室内

バリアフリールームの「102号室」。フロントから一番近い部屋だ

 バリアフリー対応の貸切風呂は1回45分で借りることができますが、もし時間が足りなければ90分ので使用も可能とのことで、相談に応じてくれます。

バリアフリー温泉赤湯2

貸切風呂へは、脱衣所まで車椅子で入ることができる

 夕食は食事処で、朝食はビュッフェになります。

赤湯温泉 むつみ荘料理写真

地元の旬の食材を使用した料理は、月替わりで提供される(画像提供/むつみ荘)

 宿泊価格帯が手ごろなのもうれしいですね。年間客室稼働率が70%という人気施設ですが、もちろん一般の方も宿泊可能。予約は早めに、平日宿泊の場合でもやはり早めに予約してください!

オススメポイント!

 しっとりと趣のある宿は、ご夫婦でのんびりと温泉旅行を目的とされたい方におすすめしたいです。

データ

赤湯温泉保養所 むつみ荘
住所:山形県南陽市赤湯233-1
TEL:0238-43-3035
HP:http://www.mutsumisou.jp/index.html

【バリア温泉シリーズを読む

●【バリアフリー温泉】ガイド<1>

●【バリアフリー温泉】ガイド<2>旅のサポーター

●【バリアフリー温泉】最新ガイド<3>山形県 かみのやま温泉

●【バリアフリー温泉】最新ガイド<4>~山形県 赤湯温泉

●【バリアフリー温泉】最新ガイド<5>~神奈川県 箱根

山崎まゆみ

プロフィール写真

温泉エッセイスト、ノンフィクションライター。新潟県長岡市出身。日本全国のみならず、世界31か国以上の温泉を巡り、その魅力をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などで紹介している。著書に、『だから温泉はやめられない』『ラバウル温泉遊撃隊』(ともに新潮社)、『白菊-shiragiku-』(小学館)などがある。
公式HP http://ingsnet.com/mayumi/

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