2017.07.29 |ヘルス    1

NK細胞が増えるなど医学的効果も!健康寿命を支える「ヨガ」

 やせる、若返る、体の不調が改善する…。長年ヨガを続けている人は、さまざまな恩恵を受けていた。ただ、体にイイとわかっていても、続けられない…。そんなあなたのため、ヨガの達人に、続けられる理由や体の変化についてトコトン聞きました。

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ヨガは自分の体と向き合う時間

 学生時代のソフトボールに始まり、運動が大好きでずっと続けてきたと言うのは、イーク表参道副院長で産婦人科医を務める高尾美穂さんだ。

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理学療法士やスポーツトレーナーが持つ体の知識をヨガにも取り入れてほしいと、全国で独自のヨガ指導を行う高尾さん

 高尾さんがヨガと出合ったのは17年前、サイクリング中に転倒し、足首を痛めたことがきっかけだった。

「早く治すために中国鍼や酸素カプセルなど、いろいろな治療を試しました。その中の1つがヨガでした。運動神経には自信があったのに、初心者クラスでも思っていたよりできない…。ショックでした」(高尾さん、以下「」は同)

 しかし、高尾さんが入ったクラスは、たまたま「アシュタンガヨガ」という、ヨガの中でも最もハードでポーズの難易度の高いものだった。“できないからこそ、できるようになりたい”。それが、高尾さんにとって、ヨガを続ける原動力になったという。

 ヨガにはいろいろな種類があるが、スポーツが得意な人なら、アシュタンガヨガはおすすめといえる。

「ヨガは勝ち負けがないかわりに、ゴールもない。だから、いつまでも練習生でいられるんです。それに、毎日の体の変化も敏感に感じ取れるようになります。たとえば、前屈1つとってみても、日によって感じ方がまったく違う。ヨガを行う時間が、自分の体と向き合う時間になっています」

NK細胞を増やす、免疫を上げる…医学的にも認められつつある

 ヨガを始めたおかげで、医師としての考え方も自然と変わっていった。

「手術や投薬だけでなく、患者さんがよりよい一日を過ごすための手立てはほかにもある、と思うようになりました。

 たとえば、末期の卵巣がんの患者さんで、下肢にむくみの出るリンパ浮腫の状態がひどい時、血流を促すような指導をしてみると、むくみが楽になったとおっしゃるんです」

 これで寿命が延びるわけではないが、患者が少しでも幸せに過ごしてくれたら、患者を支える家族にとっても豊かな時間が増えるという。

 しかもヨガは、“やれば楽になる気がする”だけではなく、医学的にもその効果が認められつつあるのだ。

「アメリカでは、2000年頃から、ヨガが体に与えるさまざまな効果が医学的に解明されています。たとえば、がん細胞を抑制するナチュラルキラー細胞が増える、免疫機能が改善するなどです」

 さらに、幸福感にも影響を与えるといった論文も発表され、今後もヨガに関する研究は増えるとされている。

運動習慣のない人でも、何才からでも始められるヨガ

 日本人女性の平均寿命は今後90代になるといわれている。今の40代はあと50年生きないといけなくなるのだ。残りの人生をただ生きるのではなく、自分の足で歩き、自分の歯で食事がとれるなど、健康で長生きするためには運動が不可欠だ。

 しかし、20代以降で運動習慣のある女性は1割程度。そんな運動習慣のない人にほど、ヨガは向いていると高尾さんは言う。

「ヨガに運動神経の良さは必要なく、誰でも何才からでも始められます。しかも続ければ、体が柔らかくなって可動域が広がり、けがをすることなく筋肉が維持できますし、骨も強く保てます。  

 また、息をしっかり吐くことで、副交感神経が優位になり、リラックスしやすい体質になる。長生きしないといけない現代人に必要な要素が詰まった運動なんです」

 体を内側からも外側からもサポートしてくれるヨガを続ければ、元気に長生きでき、健康寿命を支えてくれる。一石二鳥の運動といえる。

高尾美穂

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女性のための総合ヘルスクリニック イーク表参道副院長。産婦人科専門医、婦人科スポーツドクター、文科省・国立スポーツ科学センター女性アスリート育成・支援プロジェクトメンバー

※女性セブン2017年8月3日号

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  1. 1日1食を世界に広めよう より:

    夕食のみの「1日1食健康法」を実施していると「職場で昼食を食べない」ために「職務放棄とみなされ減給処分などの冷遇をうける」、「昼食をしながら仕事の打ち合わせなども行うため不愉快扱いされ職場にいられなくなる」、「昼食を抜くため職場で仲間はずれにされる」のでいっそのこと「午前はA会社、午後はB会社のダブルワーク」などの苦労が発生。
    「午前と午後でダブルワーク」のため「非正規のパートで働く時間もお昼に移動時間が必要なため労働時間が6時間から7時間しか働けない短時間勤務となり収入は普通の人より少ない苦労を抱える」。夕食のみの「1日1食健康法」を実施するためには「労働時間が短くなる」、「お昼に別の会社に移動する時間が発生する」、「午前と午後で別会社でのダブルワークのため正社員につけない」など「大変苦労します」。「健康を手に入れるには大変な試練を受けなければなりません」。厚生労働省が「いい加減な健康法」の「1日3食」を強制し「ごはんを残してはいけません」と洗脳することで「世間のみんな」から「1日1食実施者」は「非国民扱いされ大変苦労しています」。「1日3食」は権力者が「お金儲け」の目的でつくった「システム」で「健康を考えていません」から「病院」ができたのです。「1日1食」は風当りが大変強く、「厚生労働省の敵」ですが、「少数派の支持者が1人でも存在する限り」「生存できるよう」に「社会システムを作ってください」。「昼食を抜く」ことで「正午になるといやがらせを受けることをさける」ため「午前中はA会社で勤務して、午後はB会社で勤務するダブルワーク」をするため「職場を2つに分ける必要がある点」と「お昼の移動時間が余分に発生する点」で「8時間勤務が難しくなり6~7時間勤務となる点」、「正社員になれず非正規で働くしかなくなる点」、「給料が非正規で少なくなる点」を考慮してほしい。
    「日本では権力者の敷いたレールからはみ出す者がどれだけ苦労するか」、「権力者のシステムが合わない者がどれほど苦労するか」を真剣に考えてくださいね。「一様の社会づくり」が「どれだけの人を苦しめているか」も。「~をしなければならない」が「いかに迷惑か」を。「自殺大国ニッポン」を作っているのは「様々な制度、規則、法律」なのかもしれませんね。「偉そうに規則に従いましょう」と言っているが「規則」こそ「最大の悪」かもしれませんね。「東京大学名誉教授」の「加藤寛一郎先生」のあり難い著書「1日1食減量道」、読んでみてください。「1日3食」は「病気をつくるもの」。「がん」は「病ダレ」に「口が3つ」。「1日3食」が「癌の原因」、「病気の原因」と「先人」が伝えています。