2017.07.30 |暮らし    1

猫が母になつきません 第55話 「がいしょく」

猫母55_がいしょく

母はお寿司が大好き。外食するとき母に「何食べる?」と聞くと必ず「私はなんでもいい」と答えるのですが、気づくと母の足は必ずお寿司屋さんに向かっており、私の方を振り向きもせずスタスタと入っていってしまうのです。もう聞くのはやめます…。思えば、父は肉派で一緒にお寿司屋さんに行ったことは一度もなし。今まで食べられなかったぶんを取り戻しているのか…。しかし貧乏性の母はいつも一番安い《並にぎりセット》だけを注文。私は単品をいろいろ注文して母の並セットに足したり交換したり…結果《上にぎり》くらいのグレードにアップさせます。そして母は「あそこの並にぎりはほんとにお得ね」とまたそのお寿司屋さんに行くのでした。

【作者プロフィール】
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母とくらすため地元に帰る。典型的な介護離職。モノが堆積していた家を片付けたら居心地がよくなったせいかノラが縁の下で子どもを産んで置いていってしまい、猫二匹(わび♀、さび♀)も家族に。

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【この連載のバックナンバー】
第1話 「しらない」
第2話 「かたづけ」
第3話 「みかく」
第4話 「うめぼし」
第5話 「パソコンその1」
第6話 「パソコンその2」
第7話 「ない!」
第8話 「猫と母」
第9話 「けいたいでんわ」
第10話 「こっせつ その1」
第11話 「こっせつ その2」
第12話 「こっせつ その3」
第13話 「カルシウム」
第14話 「バイリンガル」
第15話 「すれちがい」
第16話 「ひとりじめ」
第17話 「かたおもい」
第18話 「ながでんわ」
第19話 「なぜここに」
第20話 「メメントモリ」
第21話 「きかない」
第22話 「スイートコーン」
第23話 「モシモシ?」
第24話 「いる!」
第25話 「ねがいごと」
第26話 「でまかせ」
第27話 「あかない」
第28話 「けいたいしない」
第29話 「できる」
第30話 「かくしんもてない」
第31話 「かくしんもって」
第32話 「こぐんふんとう」
第33話 「おさつ」
第34話 「しめる」
第35話 「ねむれない夜」
第36話 「怪談」
第37話 「そうじ」
第38話 「タイマー」
第39話 「かぎ」
第40話 「ねこにこばん」
第41話 「なつかない」
第42話 「けさないで」
第43話 「ふとん」
第44話 「さび」
第45話 「じかせい」
第46話 「おなかすいた」
第47話 「茶トラ」
第48話 「かえして」
第49話 「むかで」
第50話 「むかで─猫の場合─」
第51話 「今年もうめぼし」
第52話 「わびのごはん」
第53話 「ほんやく」
第54話 「さびのブラッシング」

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▶コメント

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  1. イチロウ より:

    お寿司大好きのお母様は健康面から大正解、と思います。 お肉大好きでおられたお父様もお母様に同調なされていれば、今もご両親共にご健在であったのかも。

    と言いますのは、私は、お肉が大好きで、某焼肉屋に一週間の間通い続けた、と言う間抜けな行いをした過去があるからです。 勿論のことにお酒も大好きでした。

    そんな過去が祟ったのでしょう。 実は、三年前に「網膜静脈動脈分枝閉塞症」と言う厄介な病になり、大学病院で精密検査をして頂き、かかりつけ眼科医に治療を受けています。 

    ある時に、自分の病が血管に起きた病ならば、次回は、眼では無くて、脳や心臓かも知れない、と気づきました。 其処で、ある医師の治療方針を参考に食事療法をすることにしたのです。

    それが、極力油脂を摂らずに血管内のプラークを減ずる療法(RAP食)です。 糖分も極力摂らずに野菜や魚、鶏肉、を中心とした食事内容です。

    その食事療法に依り、疾病罹患の左目の矯正視力は1.2まで快復し、右眼の1.5に後少しで同調するまでになりました。

    出来れば、高血圧も普通になり、脳梗塞等の心配が無いようになれば良い、と期待しています。

    お酒も止めて、医師お勧めの生甘酒を日々少量頂いているこの頃です。 トコロテンも、野菜ジュースも、ビール酵母も同じく、です。

    さて、この先、どうなるのか楽しみです。 自分の体で実験です。

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