2017.10.15 |暮らし    3

猫が母になつきません 第66話 「やめない」

猫母66_やめない

私たちが住んでいる町では条例で「たき火は基本的には禁止」とされています。「罰則はないけれどもしてはいけない」ということです。ところが母は何度注意してもたき火をやめません。言うことを聞かないのはいつものことですが、近所迷惑になることは…。しかしマッチを捨ててもまたすぐに買ってしまうし、私に見つかるとすぐに消火されてしまうので、留守をみはからってやらかしやがります。母の言い分は「私のたき火をする権利が脅かされているけれども私は負けない」ということらしい。権利には敏感なんです、うちの80歳は。まともな説明や説得は通用しないので、ただひたすら煙探知機となって消火活動をくり返す日々…。私の人権はどうなってます?

【作者プロフィール】
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母とくらすため地元に帰る。典型的な介護離職。モノが堆積していた家を片付けたら居心地がよくなったせいかノラが縁の下で子どもを産んで置いていってしまい、猫二匹(わび♀、さび♀)も家族に。

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【この連載のバックナンバー】

第1話  「しらない」
第2話  「かたづけ」
第3話  「みかく」
第4話  「うめぼし」
第5話  「パソコンその1」
第6話  「パソコンその2」
第7話  「ない!」
第8話  「猫と母」

第9話  「けいたいでんわ」
第10話  「こっせつ その1」
第11話  「こっせつ その2」
第12話  「こっせつ その3」
第13話  「カルシウム」
第14話  「バイリンガル」
第15話  「すれちがい」
第16話  「ひとりじめ」
第17話  「かたおもい」
第18話  「ながでんわ」
第19話  「なぜここに」
第20話  「メメントモリ」
第21話  「きかない」
第22話  「スイートコーン」
第23話  「モシモシ?」
第24話  「いる!」
第25話  「ねがいごと」
第26話  「でまかせ」
第27話  「あかない」
第28話  「けいたいしない」
第29話  「できる」
第30話  「かくしんもてない」
第31話  「かくしんもって」
第32話  「こぐんふんとう」
第33話  「おさつ」
第34話  「しめる」
第35話  「ねむれない夜」
第36話  「怪談」
第37話  「そうじ」
第38話  「タイマー」
第39話  「かぎ」
第40話  「ねこにこばん」
第41話  「なつかない」
第42話  「けさないで」
第43話  「ふとん」
第44話  「さび」
第45話  「じかせい」
第46話  「おなかすいた」
第47話  「茶トラ」
第48話  「かえして」
第49話  「むかで」
第50話  「むかで─猫の場合─」
第51話  「今年もうめぼし」
第52話  「わびのごはん」
第53話  「ほんやく」
第54話  「さびのブラッシング」
第55話  「がいしょく」
第56話  「しょうじ」
第57話  「こけ」
第58話  「だかれる」
第59話  「茶トラ-その後」
第60話  「もちかえる」
第61話  「ひとりあそび」
第62話  「ハマる」
第63話  「ひみつへいき」
第64話  「にそくほこう」
第65話  「おどかしたい」
第66話  「やめない」
第67話  「かいたい」
第68話  「ねむりたい」
第69話  「あまもり」
第70話  「さびのごはん」
第71話  「うちまちがい」
第72話  「おなじです」
第73話  「ひっつき虫」
第74話  「あそんであそんで」
第75話  「ぶっとばす」

第76話  「メリークリスマス」

第77話  「おとしだま」
第78話  「ぶっとばしてみた」
第79話  「やっちまった」
第80話  「にげられる」
第81話  「むしして」
第82話  「ストレスはっさん」
第83話  「毎日アクロバット」
第84話  「しはんせいき」
第85話  「せいする」
第86話  「やぶる」
第87話  「ひじょうじ」
第88話  「つかえる」
第89話  「あける」
第90話  「立つ」
第91話  「はる」
第92話  「ちらかす」
第93話  「グルーミング」
第94話  「とまる」
第95話  「るーてぃーん」
第96話  「つかまえる」
第97話  「季節のめぐみ」
第98話  「しゃしん」
第99話  「ゆめ」
第100話「続・今年もうめぼし」
第101話「まだまだうめぼし」
第102話「ゆずれない」
第103話「ストップ再利用」
第104話「きづかれる」
第105話「いま?」
第106話「あっというま」
第107話「のまない」
第108話「つけない」
第109話「つかない」
第110話「ドライブスルー」
第111話「るすでん」
第112話「リフォーム」
第113話「かいかえる」
第114話「ピンク!」
第115話「足元注意」
第116話「にらまれる」
第117話「さがしもの」
第118話「こっせつ_その後」
第119話「はかない」
第120話「猫の手」
第121話「やればできる」
第122話「あっとうされる」
第123話「おしまくる」
第124話「ゆだんする」
第125話「いただく」
第126話「たべない」
第127話「いるやつ」
第128話「さむい」
第129話「きこえてる?」
第130話「いぞんする」
第131話「はいらない」
第132話「おかないで」
第133話「つける」
第134話「はなせる?」
第135話「あじみする」
第136話「きになる」
第137話「すいてた」

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▶コメント

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  1. ゆすらもも より:

    今日、初めてこの介護のサイトを知り、「猫が母になつきません」を知りました。一話から読み進み66話まで来ました。
    ついこの間7回忌をした、父の介護を思い出し、健在で近居一人暮らしの母(仲は決して良くない)のことを考えながら読んでいます。
    ものすごく、共感します。
    あと少し最後まで読みに行ってきます。

    0

  2. Nurarin より:

    >>たまさん
    大変でしたね。ご無事でなによりでした。
    もちろん母にも直接きびしく注意してもらっています。
    しかし、母は聞く気がないのです。
    申し訳ないとも思っていないので謝りもせず、黙ってきいているだけ。
    後で私がひたすら謝るという、、、

    父が亡くなった後、母は誰のいうことも聞かなくなりました。
    相手が私でも、役所の人でも、消防の人でも同じです。
    理屈で説明しても通じないというのはきついです。
    図太い神経というよりも、常識がわからなくなっているのでしょうね。
    逆に自分がやりたいことを邪魔されて、怒るくらいです。

    ひたすら消火につとめる日でしたが、
    最近は母の焚き火をみつけるやいなや、タンスから母の着物をもちだし
    焚き火にふぁっさーとかけます。大急ぎで消火してくれます。
    これで、私がいるときは焚き火をしなくなりました。
    しかし留守にするとすぐにやっています。
    たぶん、罰金を取ってもらうのが一番きくと思っています。

    1+

  3. たま より:

    「役所の安全課」や「消防署の人」は、なぜお母さんに直接注意し、きつく怒らないのですか?あなたが言っても聞く耳持たないでしょうが、役所の人、消防の人に言われても平気だとしたら、相当図太い神経です。

    わたしが中学生の時、隣家が全焼しました。風が強い二月に焚き火をし、消えたと思って1階で休んでいたら、風にあおられて2階のひさしに燃え移ったのです。
    数日後に息子夫婦と同居の予定で、荷物はほとんど届いており、2階には双子の赤ちゃんが寝ていたそうです。

    煙に気づいた母が通報し、消防車が来るまで庭の水道から水をかけ続け、かなり離れた場所で作業をしていた大工さんたちが駆けつけて、赤ちゃんを助けだしたそうです。
    驚いたことに焚き火をした本人は、動転して何もできなかったのです。まだ60代位、高齢者とはとてもいえない年齢の方でした。

    母が留守だったら…大工さんがたまたま作業をしていなかったら…おばさんも赤ちゃんもこの世にいなかったでしょうし、わたしの家もお向かいも類焼していたかもしれません。

    建て直した家で、その後もおばさんは住み続けましたが、顔を見るたびに腹が立ちました。謝って済むことじゃない。あんな恐ろしい思いは初めてでした。

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