2017.10.28 |暮らし   

入居者第一のハードとソフトを備えた小規模介護付有料老人ホーム<後編>

ブランニュー杉並高井戸

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おしゃれなエントランスの「ブランニュー杉並高井戸」

 前編で紹介したように「ブランニュー杉並高井戸」は、衝撃を吸収しケガを防ぐ材質の床材にするなどハード面である建物自体にも力を入れているが、サービスなどのソフト面でも様々な工夫をしている。今回の後編では、介護度が重くても安心して住めるように考えられた様々な施策を紹介していく。

 ここは、入居者本人はもちろん、家族の要望も取り入れながら介護サービスを提供することを目指しており、そのために基準の2倍となる入居者1.5人に対してスタッフ1人の人員配置をしているのも特筆するべき点だ。

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定員が33名と小規模なので、入居者とスタッフの距離が近い

入居者の願いを叶える「あなた専用の日」とは?

 ブランニュー杉並高井戸には「あなた専用の日」というものがあり、この日は、スタッフがつきっきりで入居者の願いを叶えてくれる。「夫婦の記念日に出かけていたお寿司屋さんに行きたい」「家族と日帰り旅行をしたい」といった個々の希望のために手伝いをしてくれるのだという。実際に多いのが、墓参りに行きたいという希望とのこと。ホーム長の安藤真樹さんに、なぜこのようなサービスメニューを導入したのか聞いてみた。

「小規模なホームなので、スタッフと入居者がお互いに顔をわかっています。その良さを活かして、個別にしたいことを叶えていきたいと思っているんです。入居前の状況としては、なかなか思うように好きなところに出かけられなかったという方もいらっしゃいます。定期的にお出かけをしていたなど、行きたい場所があればぜひお手伝いをしたいと思っています。その結果、それが思い出の日になればいいと願っております」(安藤さん、以下「」は同)

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入居者と話す施設長の安藤さん。密なコミュニケーションがとれるのが小規模施設の良さだ

 安藤さんによると、あなた専用の日を良い状態で迎えるために普段のリハビリへの意欲が高まるなど、副次的な効果もみられるという。外出を目標にし、それに向けたリハビリメニューを作り、スタッフと一緒になって取り組んでいくのだ。

「施設に入ったらもう何もできないということではなく、新しいチャレンジや自己実現をしてほしいと思っています。実際に、スカイツリーに行きたいというお話がありました。『日本で1番高い建物からの景色を見たい』ということを入居してからおっしゃってくださって、職員と一緒に行かれましたよ」

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季節の飾り付けが生活を彩り、こうした気遣いが生活に心地よさを与えてくれる

【次ページではさらに施設内の様々な工夫を紹介】

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