2017.11.24 |ヘルス    2

【風邪】引いたらこう治せ!目からウロコの新常識

 風邪を引いたら氷枕に替え、風呂には入るな、冷たいスポーツドリンクをたっぷり飲もう―。これまでわれわれが当たり前と思っていた行動、実は全部逆効果だったんです。目からウロコの“風邪の新常識”をお伝えします。

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シーズン到来。風邪対策の新常識とは?(写真/アフロ)

歯磨きで予防、入浴OK

 うがいだけでなく、歯みがきも風邪対策になる。栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅医師はこう言う。

「歯周病菌や口腔内細菌が歯茎の毛細血管から体内に入ると、免疫力が落ちて、風邪や肺炎にかかりやすくなります。ブラッシングでこれらの菌をしっかり落としてください」

 万全に対策をしていても、風邪を引いてしまうことはあるが、正しく対処すれば治りが早い。芝大門いまづクリニック院長の今津嘉宏医師が解説する。

風邪の時でも入浴して大丈夫。『風邪を引いている時はお風呂を控える』という常識は現代だと非常識です。昔はお風呂が家の外にあったり、脱衣所に暖房機能がなく浴室が冷え切っていたりと、入浴後に体が冷えてしまうような造りだったため、このようにいわれていた。今は住宅環境も様変わりしており、お風呂で体を温め、汗をかく方が早く治ります

 ただし入浴方法には注意が必要だ。工藤内科副院長の工藤孝文医師はこう指摘する。

「半身浴ではなく、しっかり肩まで浸かって体を温めること。温度は芯まで温まり、かつ熱すぎない41℃くらいがいい。また、長湯をすると体力を奪われるため、体の芯まで温まったらお湯から上がりましょう。お風呂から上がった後は水分補給も忘れずに」

スポーツドリンクを温めて飲め

 風呂上がりに限らず、風邪時は脱水症状を起こさないよう、水分補給は欠かせない。

「吸収されやすく栄養分も豊富なスポーツドリンクがおすすめです。しかし、冷たいものを飲むのは逆効果。体温が下がり、免疫力が落ちてしまいます。水分補給をしつつ体温を下げないようにするには、温めたスポーツドリンクを飲んでください」(今津医師)

おでこではなくおへそを冷やせ

 風邪を引いて熱が出るのは、体内のウイルスや細菌を殺そうとするため。初期の風邪はいかに体温を下げないかが早期回復のカギになるが、体温が38.5度以上の場合は下げる必要があるという。

「引きつけや脳けいれんなど、別の病気を引き起こす可能性があるためです。38.5度を超えたら、おでこではなくおへその下を冷やすことをおすすめします。太い大動脈が通っているので、ここを冷やすことで体全体を駆けめぐる血液を冷やすことができる。同じく、太い血管が通っている首やわきの下、足の付け根などを冷やすことも有効です」(今津医師)

咳をしよう!

 また、治りかけに咳が長引くのが特徴の今年の風邪。

咳は他人の迷惑にならない範囲内で積極的に出しましょう。体内にいるウイルスや細菌を外に出そうとする行為なので、無理に止めようとしてはいけません。ただ、あまりにもひどい咳は体力を奪い、のどの粘膜を傷つけます。つらいと感じたら、咳止めをのんでください」(今津医師)

 予防も、引いた後の対処法も、「新常識」でぬかりなく。

※女性セブン2017年11月30日・12月7日号

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  1. まみ より:

    まさに今、このような状態です。鼻水、喉、咳がとまらなく、病院も休みだし、市販の薬を頼って飲んでます。もう5日くらいなります。早くなおってほしいです!

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  2. いぶりがっ子 より:

    たかが風邪でもお年寄りには怖い病気ですよね。母にはくれぐれも風邪を引かないようにと、日ごろから予防させています。
    それでも引いてしまったときは、今津先生のアドバイスを参考にしたいと思います。

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