2017.12.23 |   

もの忘れ、疲れ&だるさに! みそ汁は「食べるおくすり」

「みそには、体を温める効果があります。“みそ汁”には、みそ本来の栄養に加え、食材から煮出された栄養が含まれているので、まさに“食べるおくすり”なんです」とは、国際中医薬膳師の大友育美さんだ(「」内、以下同)。

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寒い冬こそ毎日食べたい みそ汁は栄養の“宝箱”(写真/アフロ)

 みその主成分である大豆は、良質なたんぱく質やミネラルを多く含んでいるほか、ストレス軽減効果を持つ神経伝達物質・セロトニンの原料となるイソフラボンやトリプトファン、脳の機能を高めるレシチン、疲労回復や免疫機能を強化するアルギニンなどが含まれている。

「みその色素成分メラノイジンは、発酵が進み濃い褐色になるほど抗酸化作用が高まり、老化の原因となる活性酸素を抑制してくれます。毎日食べればアンチエイジングにも効果的なんです」

麹の違いで味も変わる いろんなみそで試そう

 みそは麹によって種類が異なり、主な麹には米麹、麦麹、豆麹がある。国内で生産されるみその8割は米麹を使った米みそで、熟成期間が長いほど色が濃く辛口に、短いほど白っぽくまろやかになる。

 一方、麦麹を加える麦みそは、四国や九州で主につくられ、甘みが強いがあっさりしていて、野菜のみそ汁に合う。豆麹でつくられるのは八丁みそで、東海地方の名産品。濃い色と香り、かすかな渋みが特徴で、熟成期間が長いほど色が濃くなる。

 みその種類によって栄養量に大きな変わりはないので、どれを使うかは好みでOK。

「色の濃い米みそ(赤みそ)は豆腐やわかめなど淡泊な味の食材に合いますし、みそ自体の味を楽しみたいなら八丁みそがおすすめですよ」

 * * *

 伝統食「みそ汁」は、食材の栄養をたっぷり含んだ汁ごと食べられるすぐれモノ。さらに食材の組み合わせを意識すれば、体の不調を改善してくれる“食べるおくすり”に。気になる症状に合わせた具材の組み合わせをご紹介。

もの忘れに効くみそ汁

 老化によるもの忘れには、脳の働きを活性化させる効果がある黒ごま、わかめ、しいたけなどの“黒い食材”の組み合わせがおすすめ。一方、睡眠不足や疲労感からくるもの忘れは、体内の「血」の巡りが悪くなり、栄養が脳に届きづらい状態。黒い食材に加え、「血」を巡らせる働きがある牛肉を組み合わせると◎。

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黒い食材は脳の働きを活性化(写真/アフロ)

●「わかめ×黒ごま」のみそ汁

【1】鍋にだし汁2カップと乾燥わかめ2つまみを入れて加熱し、ひと煮立ちしたら、火を止めてみそを溶き入れる。
【2】【1】にすった黒ごま大さじ2を加える。

●「牛肉×しいたけ」のみそ汁

【1】鍋にサラダ油小さじ2を熱し、牛肉の切り落とし80gを炒める。
【2】牛肉の色が変わったら薄切りしいたけ4枚分、水2カップを入れて加熱し、ひと煮立ちしたら火を止めてみそを溶き入れる。

疲れ&だるさに効くみそ汁

 疲労回復に効果的な食材には、もち・豆類・じゃがいも・うずらの卵などがある。特にグリーンピースには、胃腸を温めて消化を促す効果があり、うずらの卵には三大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)がエネルギーを生み出すのをサポートするビタミンB2と鉄分が豊富なのでおすすめ。

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写真/アフロ

●「グリーンピース×もち」のみそ汁

【1】鍋にだし汁2カップとグリーンピース(冷凍)1/3カップを入れて加熱し、ひと煮たちしたら火を止めてみそを入れる。
【2】器にしゃぶしゃぶ用のもち2枚を入れ、【1】の半量を入れる。同様にもう1杯作る。

●「じゃがいも×うずらの卵」のみそ汁

【1】鍋に2cm角に切ったじゃがいも1個分と水2カップを入れて火にかけ、煮立ったら火を弱め約5分煮る。
【2】【1】に水煮うずらの卵1パック(6~8個)を入れ、ひと煮立ちしたら火を止めみそを溶き入れる。

※女性セブン2018年1月1日号

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