2017.12.30 |暮らし   

木と人のぬくもりに包まれた介護付有料老人ホーム<前編>

グランフォレスト学芸大学

「グランフォレスト学芸大学」は東急東横線「学芸大学」駅から徒歩8分の閑静な住宅街の中にある。駅前やその周辺には商店や飲食店も多く、生活に不自由することはない。渋谷駅まで電車で8分とアクセスもよく、人気の居住エリアだ。

施設_グランフォレスト1

「グランフォレスト学芸大学」は閑静な住宅街に馴染む3階建ての落ち着いた建物

 こちらの建物に入ってまず驚いたのが、木がふんだんに使われていること。居室だけではなく、共用スペース、廊下、手すりなどその多くに良質な木材を使っており、温かみを感じる。自動販売機や消火設備の収納場所にまで使う徹底ぶりだ。それもそのはず、こちらを運営する「株式会社フィルケア」は住友林業グループの一員なのだ。

施設_グランフォレスト2

建物内の至る所に木が使われている

木のぬくもりに包まれた生活

 訪れた時間帯は昼食を終えた午後のひと時だった。食堂で過ごす入居者の様子で印象的だったことがある。それは、職員とだけではなく入居者同士で自然に会話を楽しんでいることだった。施設によって入居者同士のコミュニケーションが多いところと少ないところがある。もちろん、人付き合いの距離感の好みは人それぞれだが、ここでは自然な雰囲気で会話の輪ができていることがとても印象的だった。

施設_グランフォレスト3

食堂の床、テーブル、椅子にももちろん木が使われている

 居室の床にももちろん木が使われている。しかもただの木ではなく、住友林業が戸建て向けに使っている衝撃吸収床を使っている。そのため、入居者が転倒した場合の骨折のリスクを減らすことができているのだという。また介護の仕事は仕事中に歩く距離が長く、立ち仕事のため足腰の不調が起こりがちだ。しかし衝撃吸収材は廊下などでも使われており、入居者だけではなく職員の足腰の負担も減らしている。

施設_グランフォレスト4

フワフワしたやわらかい床ではなく、木の下に衝撃吸収材が使われているので気がつかない

 また住友林業の系列会社の知見を活かして、庭の植栽もきれいに整えられている。「花笑(はなえみ)の庭」と名付けられたその庭では、入居者と共に草花を育てていて、春や夏に比べると数は少ないが、四季折々の花が楽しめるように工夫されている。花や野菜を育てることは、高齢者の心身に良い影響を与えるといわれている。丁寧に手入れされた植栽は本格的で、居室の窓際にソファを置いて庭を眺めながらくつろいでいる入居者も多いというのもうなずける。

施設_グランフォレスト5

大きなサルスベリの木には鳥が来るように巣箱が設置されている

「入居者様と一緒に水をやったり肥料をやったりしています。土を触ることは高齢者にすごくいい効果があります。育てた花を切り花にしてアレンジメントをしたり、押し花にしたりして楽しんでいますよ。そういった活動を通じて認知症の方の気持ちが落ち着くことがありますし、認知行動療法としての効果も期待できます。

 庭には花の名前を全部表示しています。それを見て『これは昔、自分の家の庭に咲いていた』とか『母の家に咲いていた』といった形で昔話に花が咲きますね」(グランフォレスト学芸大学・支配人の三谷利嘉子さん)

施設_グランフォレスト6

明るく笑顔の絶えない支配人の三谷さんからは元気をもらえる

 グランフォレスト学芸大学は住友林業グループの力を使って木のぬくもりに包まれた住環境を高齢者に提供している。手で触れ、目に入る木の質感や香りで心が安らいでいくのが分かった。ふんだんに使われている木や整えられた多品種の植栽は毎日ここで過ごす入居者の心身に良い影響を与えていることは間違いない。

 家族の関わりを手本として「家族ならどうするだろう」ということを常に問いかけながら介護をしているという、フィルケアの介護を一度見学してみてはいかがだろうか。

施設_グランフォレスト7

撮影/津野貴生

【データ】
施設名:グランフォレスト学芸大学
公式WEBサイト:http://www.fillcare.co.jp/facilities/gakugeidaigaku/
所在地:東京都目黒区五本木3-13-26
最寄駅:東急東横線「学芸大学」駅より徒歩8分
類型:介護付有料老人ホーム
運営主体:株式会社フィルケア
敷地面積:2008.97平方メートル
延床面積:2832.37平方メートル
室数:64室(全室個室で定員64名)
入居要件:原則として65歳以上で自立・日常生活で支援・介護を必要とされる方
構造:地上3階建耐火建築物
開設年月日:2017年2月1日
料金: Aタイプ(居室面積20平方メートル)の場合
●基本プラン
前払金1608万~2814万円、月額利用料29万1680円(月額利用料内訳は管理費6万4800円、上乗せ介護費: 5万9400円、食費:8万7480円、家賃相当額8万円)
●特別プラン
前払金1992万~3486万円、月額利用料21万1680円(月額利用料内訳は管理費6万4800円、上乗せ介護費5万9400円、食費8万7480円、家賃相当額0円)
●月払プラン
前払金0円(保証金100万円)、月額利用料62万6680円(月額利用料内訳は管理費6万4800円、上乗せ介護費5万9400円、食費8万7480円、家賃相当額41万5000円)

※施設のご選択の際には、できるだけ事前に施設を見学し、担当者から直接お話を聞くなどなさったうえ、あくまでご自身の判断でお選びください。

【このシリーズのバックナンバー】

●一人ひとりに担当が付きチームでケアにあたる介護付有料老人ホーム<前編>
●一人ひとりに担当が付きチームでケアにあたる介護付有料老人ホーム<後編>

●多世代が共に暮らしを営む介護付有料老人ホーム<前編>
●多世代が共に暮らしを営む介護付有料老人ホーム<後編>

●理学療法士が常勤しリハビリ特化型を目指す介護付有料老人ホーム<前編>
●理学療法士が常勤しリハビリ特化型を目指す介護付有料老人ホーム<後編>

●パワーリハビリ他様々なリハビリを実践する介護付有料老人ホーム<前編>
●パワーリハビリ他様々なリハビリを実践する介護付有料老人ホーム<後編>

●入居者第一のハードとソフトを備えた小規模介護付有料老人ホーム<前編>
●入居者第一のハードとソフトを備えた小規模介護付有料老人ホーム<後編>

→このシリーズのその他の記事を読む

コメントが付けられるようになりました▼

この記事が役に立ったらシェアしよう

  •  

▶コメント

※編集部で不適切と判断されたコメントは削除いたします。
※寄せられたコメントは、当サイト内の記事中で掲載する可能性がございます。予めご了承ください。