2019.12.10   

孫の写真を大画面テレビで見ると認知症予防になるってホント?

 85才以上の2人に1人は認知症といわれる時代。認知症発症のリスクを抑えるには、社会とのつながりや人との会話が重要らしい。そこで注目なのが、家族や孫たちとの会話が2倍以上増え、80代以上の人の会話も増えるという新サービス。果たしてどんなものなのか?

高齢の夫婦と子供家族、孫

孫など家族との会話は高齢者にとって大切なコミュニケーションだ

認知症のリスク減らすには人との会話が重要

 2020年には1人暮らしの高齢者は667万人となり、2000年の倍以上に増えると予測されている。また、認知症の患者数は600万人を超え、85才以上の有症率は女性が61.7%、男性49.3%となり、2人に1人が認知症ということになる。

日本における認知症高齢者人口の将来推計に関する研究グラフ

厚生労働省の調査によると、2020年には667万人が1人暮らしとなり、85才以上の2人に1人は認知症に

 さらに、内閣府の調査では、1人暮らしの高齢者が家族や友人と会話する頻度は、週に2~3日以下が26%、週1日以下が20%。特に男性は、週1以下しか会話をしない人の割合が32%と高く、1週間のうちほとんど誰とも話さないという高齢者も。

社会とのつながりが多いほど認知症のリスク減。家族友人との会話は2~3日に1回と週1以下を合わせると46%に

 では、いったいどうしたら認知症発症リスクを抑えることができるのだろうか?

 国立長寿医療研究センターによる認知症発症リスクの研究によると、社会的なつながりが多い高齢者は、認知症の発症リスクが46%に低減するという結果が報告されている(※)。

 社会とのつながりを増やし、会話を増やすことが、認知症発症のリスクを抑えることにつながると考えられる。とはいえ、親とは離れて暮らしているし、今さら積極的に外に出て会話を増やすのも難しいし…。そこで注目したいのが『まごチャンネル』だ。

認知症予防にテレビで孫の写真や動画を

『まごチャンネル』とは、大画面テレビで子供や孫などの写真や動画が見られるサービス。実家のテレビに受信ボックスをつなぎ、スマホの専用アプリで孫の動画や写真を送信すると、親はいつでも大画面のテレビで再生して楽しむことができる。

 親が『まごチャンネル』を閲覧し始めると、見始めました通知がアプリに届くので、離れて暮らす親が元気にしていることもわかる。

 実際にこのサービスを使っている人へのアンケート調査で、驚くべき事実が判明した。

身近な人との交流増え認知症予防に期待

「毎晩夕食の時楽しみに老人ふたりで見ながらテレビに大声で話しかけながら見ています。初めてのひ孫ですのでありがたいです」(80代 長崎県島原市在住)。

「長男家族、長女家族との交流が深まりました。子供や、孫たちが送っている日々が様々わかり、同居しているような気分になります」(70代 山梨県南巨摩郡在住)。

 こういった利用者のリアルなコメントからもわかる通り、回答者の85%が会話する回数が1.5倍以上に増えたと回答。80代以上では会話する回数は平均約2倍に増え、3人に2人は会話回数と会話する相手も2倍以上に増加したことが判明した。

 さらに、テレビの大画面で孫や家族の写真や動画を見ることで、97%の人が同居する家族や、息子・娘世帯、親戚、友人などとの会話が増加したと回答している。

97%が同居家族や、息子・娘世帯、親戚、友人との会話が増加。また、80代では78%の人が誰かに話しかけやすくなったと回答

 さらに、『まごチャンネル』を利用しているシニア層の多くが、「誰かに話しかけやすくなった」と感じているという。特に高齢になるほど顕著で、80代では78%が人に話しかけやすくなったと回答している。

「身近な人との交流は高齢者の健康や生活の質の維持・向上に重要と考えられます。今回の調査から、『まごチャンネル』を使用することで、こうした身近な方々との交流の活性化に有効な可能性が示されました」と、国立長寿医療研究センター老年社会科学研究部・室長の斎藤民さんは分析する。

 利用者への調査結果からわかる通り、人との会話が増えることで、認知症発症のリスクを軽減できるのではないかと期待が寄せられる。

 記者も孫の写真や動画を親に見てもらいたいのだが、親はスマホをうまく使えないし…。「次に帰省した時でいいか」と、写真や動画はたまる一方だった。これなら親はテレビをつけるだけ、楽しみながら認知症予防にもなるとは。

 なお、このサービスには、セコムとの連携で親の“見守り”機能を付加した『まごチャンネル with SECOM』が12月10日に新たにリリースされた。高齢の親と会話を増やすためのサービスは、今後も注目していきたい。

※1 Influence of social relationship domains and their combinations on incident dementia: a prospective cohort study. J Epidemiol Community Health

出典:チカク

【データ】
『まごチャンネル受信ボックス』
価格:1万9800円(税込)(利用開始月+翌月のサービス利用料無料)
サービス利用料:月額1480円(税別)
サイズ:高さ40 mm×幅125 mm×奥行き130 mm
重量:425g
問い合わせ先:チカク
https://www.mago-ch.com/

親のみまもり機能を付加したNewモデル
『まごチャンネル with SECOM』

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2019年12月10日(火)~12月25日(水)18:00まで
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月額料金:最大6か月無料
※7か月目から月額サービス料(1,680円・税別)が発生。
キャンペーン詳細・申込み
https://www.secom.co.jp/mimamori/mago-ch/

取材・文/介護ポストセブン編集部

●要潤が日本の介護・福祉の実情に迫る!「介護福祉の新たな魅力」を伝える新番組がスタート

●ひとり暮らしの認知症の母が準備した朝食が切なすぎた話

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