2018.01.20 |暮らし   

医師が理想の終の棲家を追求してきた介護付有料老人ホーム<後編>

光が丘パークヴィラ

 自分自身や家族の介護を考えた時に「終の棲家」を探し求める人は多い。しかし、終の棲家の明確な基準を持ってなく、イメージだけが先行している人は少なくないのではないだろうか。

「光が丘パークヴィラ」の1階ロビーはホテルのような空間

 看取り率が85%の「光が丘パークヴィラ」は内科医の中村美和さんが、「ホテルの機能性、マンションの気安さ、家庭の味」をほどよく調和させることを考えて作った介護付有料老人ホームだ。理想の終の棲家を作るべく、30年以上試行錯誤してきた。

 そのコンセプトは1985年の開設当初からぶれることなく一貫している。高齢者のための「終の棲家」の基準を中村さんが作ってきたといっても過言ではない。実際に他の介護施設を運営する企業から見学に来ることも多いのだという。高齢者がどのような生活を送り、そして最期を迎えるのが理想なのか。まだ介護保険制度もなく、社会的な取り組みが進んでいない中、地道に取り組んできた。

畳の大広間もあり法事や家族での集まりなど様々な用途に使える

「作った当初はまだ高齢者施設に姥捨て山のようなイメージを持つ人も多かったのですが、ここは“高年者専用住宅”として作りました。そして医療、介護、看護ができるホテルのようにしたので、入る方も誇りを持っています。今ではこういったところも増えてきましたが、ここがその先がけになったと思います」(光が丘パークヴィラ代表の中村美和さん)

落ち着いた口調で語る中村さんは、終の棲家の理想を設計時から持ち、建設時に具現化した。ゆったりとした空間にこだわり、延床面積の半分以上を共用部分にしている。玄関やロビー、そして庭などは広く、開放感がある。共用部分がたっぷりあることは入居者の心にもよい影響を与えているという。

食堂は174席あり、全員が一度に座っても余裕がある

自炊可能なキッチンを備えた広々とした居室

コメントが付けられるようになりました▼

この記事が役に立ったらシェアしよう

  •  

▶コメント

※編集部で不適切と判断されたコメントは削除いたします。
※寄せられたコメントは、当サイト内の記事中で掲載する可能性がございます。予めご了承ください。