2018.02.28 |ヘルス   

自律神経の不調からくる便秘、下痢、胃痛には「耳温め」

 体全体を温めるより、適切な場所をピンポイントで温めた方が、効率よく体が温まるという。その理由は、血流に関係する。たとえば、太い血管の通る部分や大きな筋肉がある部分などを温めると血流がよくなる。そうなると、おのずと体全体が温まるというわけだ。

 また、「二の腕」「お腹」「お尻」「太ももの前面」。この4か所を温めると、高血圧をはじめ、自律神経の不調から来るさまざまな症状が改善されるという。自律神経免疫治療に詳しい青山・まだらめクリニック院長の班目健夫さんが説明する。

「この4か所は、筋肉の量が多い部分です。特にひざからお尻にかけては、全身の筋肉の70~80%が集中しています」(班目さん。「」内以下同)

耳を温めるとさまざまな不調が改善(写真/アフロ)

筋肉量が多い部分を温めるのがポイント

 自律神経免疫治療に詳しい青山・まだらめクリニック院長の班目健夫さんが説明する。

「この4か所は、筋肉の量が多い部分です。特にひざからお尻にかけては、全身の筋肉の70~80%が集中しています」(班目さん。「」内以下同)

 なぜ、筋肉を温めると高血圧などの改善につながるのだろうか。

「筋肉には、伸び縮みをして血液を送り出す働きがあります。筋肉の温度が上がると、筋肉の動きがよくなり、体の隅々まで血液が流れやすくなります。そのため、筋肉量の多い部分を温めて筋肉を動きやすくし、血液の流れをよくすることが大切なのです」

 高血圧は、動脈が縮んで流れる血液量が少なくなるため、なんとか体の隅々まで血液を送ろうと、血液を流す圧力が高くなることで起こる。そのため、血流がよくなれば、圧力を上げる必要がなくなるので、高血圧も改善されるというわけだ。

 血液の流れがよくなれば、内臓機能や自律神経の働きもよくなるため、頻尿やむくみなどさまざまな症状も改善されるという。

汗をかくまで温めるのは逆効果

 4部位を温めるには、湯たんぽがおすすめだという。湯たんぽなら100℃の沸騰した湯を入れられ、筋肉を温める力が強いからだという。ただし、注意点が2つある。

「温かくて気持ちいい状態から、あと5分もすると汗をかきそうと感じた頃に、次の部位へ湯たんぽを移動させること。汗をかくと、気化熱で熱を奪われ、逆効果になるからです。また、湯たんぽの湯がぬるくなったら効果が弱まるため、湯を沸かし直して入れ替えを」

耳を温めると迷走神経が活性化

 耳を温めると耳鳴りや難聴をはじめ、自律神経の不調で起こる精神疾患や便秘、下痢、胃痛まで改善されるという。これはなぜだろうか。

「耳は、脳神経の1つである迷走神経が支配しています。この神経は副交感神経の75%を占め、内臓も支配しています。この迷走神経が活発に働いていれば、脳の血流不良で起こる諸症状が改善されるだけでなく、自律神経も整えられ、さまざまな内臓がうまく働くようになります」(青山・まだらめクリニック院長の班目健夫さん)

 難聴や耳鳴りは、鼓膜近くを流れる動脈が狭くなって起こるため、耳を温めると、これらの症状も緩和する。温め方は、湯たんぽやカイロを直接当ててもいいが、マッサージもおすすめ。外出時は、耳当てやニット帽で保温し、冷やさないようにしよう。

【その他の効能】
・免疫UP
・自律神経の不調で起こる精神疾患 ・便秘
・下痢
・胃痛

※女性セブン2018年2月22日号

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