2020.05.26 |暮らし   

大地震がきたら…今すぐできる食料の備えかた

 5月に入り、岩手県や北海道、岐阜県などの各地で震度3~4の地震が発生。その数は14回(14日現在)。なかでも千葉県では3日間で震度4を2度観測し、首都直下地震への不安を募らせた人も多かっただろう。また、20日午後2時54分から21日午前3時5分までの間に、東京湾を震源とする地震が5回も相次いで発生した(気象庁発表)。

 ただでさえ、新型コロナウイルス感染拡大による不安が大きいいま、大規模災害のことまで気が回らないかもしれないが、今すぐできる備えはあるのだろうか。

地震では避難所生活になることもあるが、在宅避難のほうが賢明なことも。今から備えるべきことは…(写真/GettyImages)

日頃からストックしておくと よい食品は?

 簡単に備えられることもある。それは食料備蓄だ。

 「災害時は、在宅避難者も食料や救援物資の配給を受けられます。しかし、基本的には避難所で生活する人が優先となるため、在宅避難の場合は1週間程度、自力で食いつなげるよう食料を確保しておく必要があります」

 と、東日本大震災と熊本地震を経験したママ防災士の柳原志保さんは言う。

 では、何をストックすべきか?

「長期保存できる乾パンやアルファ米などの非常食もいいですが、それにだけ頼るのは危険。実体験を踏まえて言うと、避難生活は、不安感から食欲不振になりやすい。食べ慣れていない味だとストレスがたまりやすいんです」(柳原さん・以下同)

 非常時こそ、平時と同じ味の食品を食べられるようにしたい。つまり、いつも食べているものをストックしたい。

→大地震発生したら… 避難所は3密?コロナ禍の今考える地震の備え

「まごわやさしい」の視点で食品選びを

ツナ、コーン、豆などさまざまな食材の入った缶詰

常温保存ができて、いつも食べているものをストックしおくと安心だ

  さらに食品を選ぶ際は「まごわやさしい」の視点を意識するといいという。これは、体にいい食材の頭文字を並べたもの。具体的な食材は以下の通りだ。

…豆類(大豆、高野豆腐、あずきの缶詰など)
…ごまなどの種実類(その他、アーモンド、くるみなど)
…わかめなどの海藻類(その他、ひじき、のりなど)
…野菜(切干大根、乾燥野菜、野菜ジュースなど)
…魚介類(ツナ缶、鮭フレーク、かつおぶしなど)
…しいたけなどのきのこ類(干ししいたけなどの乾物やマッシュルームの水煮など)
…いも類(じゃがいもやさつまいもなど)

「配給される食事はパンなどの炭水化物が中心。ビタミンやミネラル、たんぱく質が不足するので、上記に挙げた食材で、栄養素を補いましょう」

 これらの食材は常温保存ができ、賞味期限も長い。食べずにストックしておくというより、普段使いしながらも常備しておくと安心だ。  食事は、避難生活の元気の源だ。ストレスなく食べられるものを選ぼう。

→災害時に生き延びるための防災マニュアル|本当に必要な備え、進化したグッズ、食料

教えてくれた人

柳原志保さん/防災士。栄養士。東日本大震災と熊本地震を経験した二児の母。

イラスト/大窪史乃

※女性セブン2020年6月4日号
https://josei7.com/

●離れて暮らす認知症の親 熱中症対策どうすればいいのか?

●台風などの災害から「離れて暮らす親」を守る知恵

●『はぁって言うゲーム』をデザインしたゲーム作家が解説!今、話題のカードゲーム5選とその楽しみ方

コメントが付けられるようになりました▼

この記事が役に立ったらシェアしよう

  •  

▶コメント

※編集部で不適切と判断されたコメントは削除いたします。
※寄せられたコメントは、当サイト内の記事中で掲載する可能性がございます。予めご了承ください。