2018.04.17   

シニアは“ゆるトレ”でダイエット!-15kgで心も体も健康に【60才で人生リスタート】

 60才といえば還暦、定年、引退…もう老後?って、そんなの一昔前の感覚です。だってまだ人生は残り40年もある時代。今の“60代女子”はまだまだ現役。そこで、60才で人生をリセット&リスタートにインタビューしました。

 今回はお話を伺ったのは、62才専業主婦・山脇恭子さん(仮名)。会社経営者の夫との間に36才の息子、34才の娘がおり、孫も2人に。子育てがひと段落した15年間で20kg以上太ってしまったという山脇さんの場合は――

62才主婦、子育て終了後20kg太ってしまい…(写真/アフロ)

子育て終了後は脂肪を育ててしまい

 子育て時代の食事って、子供中心になりません? わが家では、自分の食事は後回しで、子供が好きなものを、子供最優先で食べさせていました。そのせいか、うちの家族は私以外みんなぽっちゃり(笑い)。そう気づいて、周りを見渡せば、夫もぽっちゃり、猫もでっぷり、金魚までぷっくり。

  私って太らせる天才なんだと気づいた時には、すでに手遅れ。太らせる相手(子供たち)がいなくなった子育て終了後、ついに自分自身を太らせてしまったんです。

 もともと運動嫌いで、筋力が落ちているのに、動かないで食べてばかりなのでさらに太るという“魔のスパイラル”。

 抜け出す決心をしたのが、ちょうど60才の時でした。学生時代から仲がいい女友達4人と、定期的にランチ会をしていたのですが、一緒に駅の階段を登った時、自分だけぜえぜえと肩で息をしているのに、友人たちは息ひとつ乱さず、軽やか。このままでは私だけ、体力的な理由でみんなと遊べなくなるかもしれない…そう気づいてしまったんです。

60才過ぎのダイエットに成功!ハイキングサークルへも入会

 一念発起し、へそくりを30万円以上払って肉体改造がウリのジムに入会。ところが、運動をしてこなかった私にスパルタな特訓はついて行けず、2週間でひざを壊す始末。デブを解消できないまま、30万円をドブに捨てることになり、ショックで家に引きこもるように。

 そんなある日、80才の義母が女性専用のフィットネスクラブに通い始めたんです。それまでは、出不精だったのに、始めてから半年で、散歩や観劇に出かけるように。

 その姿を見て、ハードな運動で一気にやせるのではなく、60才過ぎたら、ゆるやかに体を鍛える“ゆるトレ”でいいんだと思うようになりました。

 私も義母と同じクラブに通い、物足りないと思うほど、ゆる~いメニューを続けました。変化が感じられたのは、半年後。腕が上がりやすくなり、駅の階段もつらくない。さらには、お尻の脂肪が落ちてきたんです。

 体が変わると人に会いたくなるもので、活動的になり、人脈も広がりました。ある日、60才でサーフィンを始めた女性と知り合い、中高年の割合が高いSNSを教えてもらったんです。そこで、意気投合した人が主宰するハイキングサークルに入会。この私が、見ず知らずの人と、登山する楽しさに目覚めるなんて…“寝ブタ”だった去年の私に教えてあげたいほどの大変化。人って何才からでも変われるんですね。

 とはいえ、1回目の登山では、膝が痛くなって…。そこでクラブに行く頻度を、週2回から3回に増やし、筋トレの割合を増やしていきました。目標があるとがんばれるもので、今では、ハイキングに行っても30代の人よりも速く登れるようになりました。だって、2年で15kgも落とせたんですから。

 細くなって見た目が変わり、体が動かしやすくなっただけで、新しい人生を始めた気分です。今年の夏は、夢だった富士登山を計画しています。

体力や筋力の維持が心の健康にもなる

 以上、フィットネスに目覚めた山脇さんの体験だが、2014年経済産業省の「シニア層の健康志向の高まり」によると、60代のフィットネスクラブ会員率は30.3%。

「60才を過ぎたら、ダイエットも若い頃とはやり方が違います。山脇さんのように、体をゆるやかに鍛えるのはいいことです」

 と心療内科医の海原純子さん。

「筋力は、何才からでもつけられます。死ぬまで自分の足で歩くためにも、ウオーキングやストレッチなど、軽い運動を続け、少しずつでいいので筋力をつけていきましょう」

 運動は、心にもいい影響を及ぼすという。

「運動には、嫌な記憶を忘れやすくする効果があります」

 明るいシニアを目指すには、まずは“ゆるトレ”に挑戦を。

※女性セブン2018年4月12日号

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