2018.04.26 |   

「納豆」本当の効能と最強の食べ方検証!かき混ぜるのは50回

 全国納豆協同組合連合会の調査によれば、2016年の納豆消費量は過去最高の62億パック。「1日9パック食べています」と上戸彩(32才)が明かせば、冒険家の三浦雄一郎さん(85才)も「健康の秘訣は納豆」と胸を張る。納豆は老若男女に愛される、最強の国民食なのだ。

 健康雑誌を見れば、「納豆は夜、2パック食べなさい」との見出しが躍り、テレビをつければ「納豆は1日1パックまで」という逆の声も聞こえてくる。そんな巷にあふれる納豆情報の真偽を本誌が“ネバ~ギブアップ”の精神で検証。導き出された、最強の食べ方とは?

納豆の効能別食べ方を紹介(写真/アフロ)

からしよりわさび

 納豆に“辛み”を足すのは、一般的な食べ方だが、パックに付いたからしよりも、わさびを入れたほうがより健康効果が高まると言うのは、わさび研究の第一人者である愛知学院大学の大澤俊彦教授。

「わさびにはからしにはないイソチアネートという成分が含まれています。これは、がんの予防効果に加えてアトピー性皮膚炎の改善作用がある。納豆に辛みをつけるならば、わさびの方が健康につながります」

 生のわさびをすり入れるのが最も効果的だが、『本わさび』のチューブで代用可能だ。

「量の目安は1日に3~5グラム。おさしみに少しつける位の感覚です。さらに生のいかを入れるのもおすすめ。わさびの風味に合ううえに、いかに含まれるタウリンは、血圧を下げる効能があります」

卵を入れるなら卵黄だけ

 アミノ酸やたんぱく質が豊富な卵と、ビタミンやナットウキナーゼがたっぷりな納豆、そしてお米を合わせた『卵かけ納豆ご飯』は「完全食」ともいわれ、血圧低下や脳梗塞予防、疲労回復、美容に効果的とされている。しかし、ここにも盲点があった。

 管理栄養士の麻生れいみ氏が解説する。

「卵を入れるなら、卵黄だけが正解。卵白に含まれるたんぱく質の一種であるアビシンと納豆に含まれるビタミンB群のビオチンが結合すると、吸収されずに体外に排出されてしまう。ビタミンBは日焼けやニキビを防ぎ、美肌に導いてくれる重要な栄養素です。疲労回復やストレス解消効果もバツグン。卵かけ納豆ご飯を食べるなら『白身』だけは混ぜてはいけません」

かき混ぜるのは50回

 左に何回、右に何回など諸説あるかき混ぜ方。理想の回数について、東京慈恵会医科大学附属病院管理栄養士の赤石定典氏は「50回程度がよい」と言う。

「そもそも混ぜる理由は、納豆のネバネバを出すため。このネバネバは『ムチン』と呼ばれ、納豆に含まれる栄養素を吸収しやすくする働きがあります。50回程度かき混ぜればしっかりムチンが出る。また、右回りでも左回りでもネバネバがきちんと出れば、どちらでもかまいません」

2パックOK

「納豆は1日1パック。それ以上摂るとイソフラボンの過剰摂取で、ホルモンバランスが崩れる」という説がある。

 全国納豆協同組合連合会専務理事・松永進氏が言う。

「納豆に含まれる天然由来のイソフラボンの摂りすぎで健康を害するケースはこれまでにない。実際、厚生労働省の発表でも『健康への有害な影響が提起されたことはない』とされています。だから、2パック以上食べても問題ありません」

 しかし、食べ方には注意点も存在する。

「付属のタレやしょうゆには塩分が多く含まれているため、2パック分すべて使ってしまうと塩分の摂りすぎで高血圧のリスクが高まる。できれば何もつけずに食べるか、しょうゆやタレをつけるのであれば、1~2滴に」(日野病院名誉病院長・玉井嗣彦氏)

 次に、効能別の食べ方をご紹介する。

不眠

●ツナと納豆の組み合わせ

「納豆に含まれるトリプトファンは、良質な睡眠をうながすホルモンであるメラトニンをつくるもとになります。トリプトファンは、ツナに含まれるビタミンB6と合わさるとその効果がさらにアップ。鮭フレークでも代用可能です」(料理研究家 青木敦子氏)。

 ただし、快眠のためだからといって夜食べても意味がない。

「メラトニンが生成されるまでに14時間以上かかるため、夜食べてもその日に効果を実感することは難しい。ぐっすり眠りたい日の朝に食べることをおすすめします」。

高血圧

●納豆+玉ねぎ+オリーブオイル

「玉ねぎに含まれるポリフェノールの脂肪燃焼効果と、納豆に含まれるナットウキナーゼの血液サラサラ効果が合わさって、高血圧予防になります。そこにオリーブオイルを足せば、オリーブオイルに含まれるオレイン酸が腸内環境を整えてくれます」(順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生)

 玉ねぎの量は、1パックにつき4分の1玉。みじん切りにして混ぜ、オリーブオイルに塩を少し足せば、さらに風味豊かになる。

視力低下

●毎晩2パックを2~3か月続ける

「納豆を2パック食べることは、網膜血管が詰まって視力が落ちた患者に処方する高価な点滴・ウロキナーゼを1回打つことと全く同じ効果がある。その理由は、ナットウキナーゼの詰まった網膜血管を溶かす力。患者には毎晩2パック納豆を食べることをすすめています。だいたいみなさん、2~3か月続けると効果が出ます」(前出・玉井氏)。

 その結果、0.01だった視力が1.5まで上がったという例もあるそう。さらに、ウロキナーゼの相場は1本約2万円。試してみない手はない。

※女性セブン2018年4月26日号

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