2018.04.14 |暮らし   

ペットと共に暮らせるサービス付き高齢者向け住宅<後編>

ケアガーデンISHIDA

 サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は2011年10月に創設されて以来、年々その数を増やしている。2015年4月に法律が改正され、サ高住整備に対する補助金の上限が増えたこともあり、今後も数は増えていくだろう。高齢化の進展に伴い介護が必要な人ももちろん増えているが、元気な高齢者も増えている。行動的で生活にこだわりをもっている人も多い。そういった状況で求められているのが、明確なコンセプトを持つサ高住だ。

静かで落ち着いた環境にある「ケアガーデンISHIDA」

「ケアガーデンISHIDA」は前編で紹介したように、ペットと共に暮らせるサ高住だ。ペットと暮らせる部屋が用意され、飼わない入居者と共存できる工夫もされている。

 しかしここには、ペットと暮らせるという特色以外にも、高齢者が元気に暮らすための工夫がいろいろなされていた。

介護度が進むのを遅らせるための取り組みとは?

 自宅で暮らしていてもサ高住に入居していても、自室にこもってしまう高齢者は少なくない。家族と住んでいれば話をするなど刺激があるが、一人暮らしの場合は一日中誰とも話さずにテレビを見て過ごしてしまうこともある。そういった生活は、認知症が進む可能性を高めてしまう。

 また、施設で共同生活を送っていても、レクリエーションや行事は自由参加のため自発的に行動を起こさないといけないことには変わりがない。ここで鍵になるのが、他の入居者と友人関係を作れるかどうかだ。

日当たり良好の居室。家具は自分で好きなものを持ち込める

IHクッキングヒーターがついているので居室での料理も可能

 ケアガーデンISHIDAでは、入居者同士が友人になることを推奨し、そのための手助けを積極的に行っている。緊急対応と同じように、友人作りの手伝いもスタッフの大事な仕事と位置付けているのだという。

「入居後にできるだけ早く、話のできる友人を作ることが大切です。そのためにこちらでも趣味などをお聞きして、友人作りのお手伝いをしています。

 認知症の予防のためにも、お部屋で一人きりになって一日中一言も話さないという状態を極力避けたいんです。きっかけは、食堂での話でもなんでもかまいません。こちらで用意している映画鑑賞なども利用して、友人を作ってほしいと思っています」(東京地区エリアマネージャーの谷山邦和さん。以下「」は同)

食堂は入居者同士が顔を会わせる貴重なコミュニケーションの場

談話室にはミニギャラリーがあり入居者の所蔵品や制作物が飾られている

 介護度を遅らせるための取り組みは他にもある。

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