2016.07.27 |ヘルス

老化と認知症のボーダーラインを専門家が解説!ダウンタウン浜田の場合

【注意】おかずをチンしているのを忘れて「おかずがない」と言う

 視聴者をざわつかせた冒頭のエピソード。でも、レンジや冷蔵庫に入れておいたおかずを、ほかのことをしているうちにすっかり忘れ、食卓に並べなかった、なんてことはよくある話。

 桜川ものわすれクリニックの院長・山本大介さんは、この行動を「グレー」と判断した。

「『レンジにあるよ!』と誰かに言われて思い出せればセーフですが、それを言われても“そんなの知らん”と思い出せないようなら、認知症の可能性があるので、ぜひ検査に行ってほしいです」

【注意】愛犬の名前を間違える

 後輩芸人が浜田の自宅に遊びに行った時、愛犬3匹を紹介された。浜田は、大きい順に、「キョヌ、リボーン、デニーロ」と名前を呼んだが、横で聞いていた妻の小川があわてて訂正。なぜなら、大きい順に「デニーロ、キョヌ、リボーン」だったからだ。

「これは気になる行動ですね。というのも、親しい関係である子供や孫の名前がわからなくなるのは、認知症の症状のひとつだからです」(山本さん)

 ただ、東京都健康長寿医療センター研究所老化脳神経科学研究部長・遠藤昌吾さんは、特に心配しなくていいと言う。

「浜田さんのようにいろんなことをしていて忙しかったり、覚えることがたくさんあったりする人は判断が難しい。人間を含めた動物は、エサのありかや危険な場所など、生死にかかわる大事なことを優先的に記憶し、それ以外のことは記憶から抜け落ちることが多いからです。

 浜田さんの場合、仕事上、覚えることがたくさんあるのでしょう。犬を3匹も飼っていたら、1匹くらい忘れても自分の人生に影響はないから忘れたのかもしれませんね」

【アウト】誕生日パーティーをしたのに、誕生日を忘れる

 浜田に誕生会を開いてもらった後輩芸人が明かした話。浜田から誕生会を開いてもらったのに、その会の2日後、浜田に呼び出され、「お前、誕生日いつやった?」と聞かれたという。

 山本さんは、「これは危険レベル。病院で検査をしたほうがいいかもしれません」と診断するが、遠藤さんは「浜田さんなら偶然忘れただけかもしれない」と指摘する。

「友人・知人が多くいる浜田さんを診断するのは難しいです。つきあいで誕生会を頻繁に開くでしょうし、誕生会で、アルコールが記憶に影響を与えた可能性もあります」

 先ほど同様、芸能人である浜田を診断するのは難しいようだが、遠藤さんはこう続ける。

「でも一般人が2日前の誕生会のことを忘れたら、さすがに危険です。自分の誕生日だとさらに危ないですね」

 もし自分や夫にこんな症状が出た場合には、病院で診てもらったほうがいいだろう。

【セーフ】キャップがついたままひげを剃っていた

 間違えて夫の歯ブラシを使いそうになってあわてた、歯磨き粉と洗顔料のチューブを間違えた、なんてことは私たちも身に覚えがある。

「単なる注意不足ですね。同じ注意不足でも、毎回赤信号を見落とすといったレベルだと危険ですが、そこまででなければ大丈夫です。浜田さんの間違いは、必ずしも認知症とはいえません」(山本さん)

【セーフ】ボンネットとダッシュボードを言い間違える

(後輩芸人の)ライセンス・井本に、車の中の荷物を持ってきてほしいと頼んだ浜田。

「車のホラ、あそこ…ボンネットの中にあるから取ってきて」

“ボンネットの中にはエンジンしかないやん。ダッシュボードと勘違いか?”と思った井本は念のため、「すみません。ダッシュボードの中ですか?」と確認。すると、少しキレた浜田から、「お前、絶対に言うなよ!」と口止めされたとか。

 こういった言い間違いは誰しも心当たりがあって、“りんご”と言うつもりが“バナナ”と言い間違えたとか、“日曜日”と言ったつもりが“土曜日”だったという経験はある。

「これもただの注意不足だと思います。言い間違いは注意力が乏しい人の特徴で、老化によって見られる症状です。人に指摘されて“あ、間違えた”と思えるなら、大丈夫です」(山本さん)

【アウト】同じ本を2度買う

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