2018.06.24 |暮らし    5

猫が母になつきません 第102話 「ゆずれない」

わびとさびはひとつ違いでさびのほうが年上。姉妹ではありませんが、自然とさびはものわかりのいい姉キャラ、わびはやんちゃな妹キャラになっています。わびはなんでもさびの真似をして、さびのものを欲しがる。さびはいつも黙ってわびにゆずります。そんなさびが唯一ゆずれないのが私と水入らずのブラシタイム。わびが離れたところにいるのも許さず部屋には私とさびだけ、というのが絶対条件です。ブラシ中にこっそりやってきてカーテンにかくれ息をひそめるわび…。私は見て見ぬふりでブラシをかけ続けますが、さびのごろごろいう音がピタッと止まり、一瞬の沈黙の後、わびに向かって猛ダーッシュ! たいてい2匹ともそのまま戻ってきません。邪魔するわけでもないのに…ってことなのですが、私も長女なのでさびの気持ちはなんとなくわかります。

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【作者プロフィール】
nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母とくらすため地元に帰る。典型的な介護離職。モノが堆積していた家を片付けたら居心地がよくなったせいかノラが縁の下で子どもを産んで置いていってしまい、猫二匹(わび♀、さび♀)も家族に。

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第1話  「しらない」
第2話  「かたづけ」
第3話  「みかく」
第4話  「うめぼし」
第5話  「パソコンその1」
第6話  「パソコンその2」
第7話  「ない!」
第8話  「猫と母」

第9話  「けいたいでんわ」
第10話  「こっせつ その1」
第11話  「こっせつ その2」
第12話  「こっせつ その3」
第13話  「カルシウム」
第14話  「バイリンガル」
第15話  「すれちがい」
第16話  「ひとりじめ」
第17話  「かたおもい」
第18話  「ながでんわ」
第19話  「なぜここに」
第20話  「メメントモリ」
第21話  「きかない」
第22話  「スイートコーン」
第23話  「モシモシ?」
第24話  「いる!」
第25話  「ねがいごと」
第26話  「でまかせ」
第27話  「あかない」
第28話  「けいたいしない」
第29話  「できる」
第30話  「かくしんもてない」
第31話  「かくしんもって」
第32話  「こぐんふんとう」
第33話  「おさつ」
第34話  「しめる」
第35話  「ねむれない夜」
第36話  「怪談」
第37話  「そうじ」
第38話  「タイマー」
第39話  「かぎ」
第40話  「ねこにこばん」
第41話  「なつかない」
第42話  「けさないで」
第43話  「ふとん」
第44話  「さび」
第45話  「じかせい」
第46話  「おなかすいた」
第47話  「茶トラ」
第48話  「かえして」
第49話  「むかで」
第50話  「むかで─猫の場合─」
第51話  「今年もうめぼし」
第52話  「わびのごはん」
第53話  「ほんやく」
第54話  「さびのブラッシング」
第55話  「がいしょく」
第56話  「しょうじ」
第57話  「こけ」
第58話  「だかれる」
第59話  「茶トラ-その後」
第60話  「もちかえる」
第61話  「ひとりあそび」
第62話  「ハマる」
第63話  「ひみつへいき」
第64話  「にそくほこう」
第65話  「おどかしたい」
第66話  「やめない」
第67話  「かいたい」
第68話  「ねむりたい」
第69話  「あまもり」
第70話  「さびのごはん」
第71話  「うちまちがい」
第72話  「おなじです」
第73話  「ひっつき虫」
第74話  「あそんであそんで」
第75話  「ぶっとばす」

第76話  「メリークリスマス」

第77話  「おとしだま」
第78話  「ぶっとばしてみた」
第79話  「やっちまった」
第80話  「にげられる」
第81話  「むしして」
第82話  「ストレスはっさん」
第83話  「毎日アクロバット」
第84話  「しはんせいき」
第85話  「せいする」
第86話  「やぶる」
第87話  「ひじょうじ」
第88話  「つかえる」
第89話  「あける」
第90話  「立つ」
第91話  「はる」
第92話  「ちらかす」
第93話  「グルーミング」
第94話  「とまる」
第95話  「るーてぃーん」
第96話  「つかまえる」
第97話  「季節のめぐみ」
第98話  「しゃしん」
第99話  「ゆめ」
第100話「続・今年もうめぼし」
第101話「まだまだうめぼし」
第102話「ゆずれない」
第103話「ストップ再利用」
第104話「きづかれる」
第105話「いま?」
第106話「あっというま」
第107話「のまない」
第108話「つけない」
第109話「つかない」
第110話「ドライブスルー」
第111話「るすでん」
第112話「リフォーム」
第113話「かいかえる」
第114話「ピンク!」
第115話「足元注意」
第116話「にらまれる」
第117話「さがしもの」
第118話「こっせつ_その後」
第119話「はかない」
第120話「猫の手」
第121話「やればできる」
第122話「あっとうされる」
第123話「おしまくる」
第124話「ゆだんする」
第125話「いただく」
第126話「たべない」
第127話「いるやつ」
第128話「さむい」
第129話「きこえてる?」
第130話「いぞんする」
第131話「はいらない」
第132話「おかないで」
第133話「つける」
第134話「はなせる?」
第135話「あじみする」
第136話「きになる」
第137話「すいてた」

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▶コメント

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  1. ジルです より:

    ロサンゼルスで独り住まいです。
    多分お母様のご年齢に近いと思いますが、独り住まいのせいか、お母様の行動は自分とは全く似ていないというか思い当たることがなく、他人事のように笑っております。
    猫も2匹おりましたが、やはり1匹はカメラ目線で、もう1匹は全く無視。
    友人のこれは犬ですが、すごい可愛いポーズをとるのに、カメラを向けるとポーズをくずします!!
    お母様の梅干し、今度日本に行く機会があればご自宅に伺って全部持って帰りたいほど羨ましいお話です。
    お母様をお大事に。

    12+

  2. イチロウ より:

    犬であろうと猫であろうと他の動物であろうとも、愛する家族が亡くなれば悲しみに暮れるのは当然のことと思います。 

    我が家の場合、五年以上共に闘病しました後、二年前に別れました長男猫は、他にも居た猫達とは違いましたので、別れの哀しみが耐えがたいもので、未だに日々涙に暮れる時があります。 その時には堪えずに思い切り泣くようにしています。 自分でもよくこれ程までに泣けるもの、と呆れます。

    十年以上前から長男猫との別れが辛いもの、と自覚があり、精神に異常が来すと困るので精神科のストレスドックに二度も通い、別れの予行演習をしました。 それでも、亡くなったのが猫とは確かに認識していたものの、予想以上に自分には辛いものでした。

    当然と思っています。 それ程に可愛くて、賢くて、強い猫でしたから。 

    長男猫の写真や動画は、他にも猫が居たにも拘わらずその何倍もが多量に残されていまして、整理するのに時間がかかりました。 今では、日々、それらを眺めていますが、新たな涙も誘います。

    納骨しましたお寺の春と秋の慰霊祭には必ず通いますが、他にも時間に余裕があればお寺に行きます。 特定の宗教の信者ではありませんが、お寺に行けば気持ちが落ち着くのです。

    他には、週刊誌に長男猫の思い出を投稿したり、ネットの媒体に長男猫を主人公にした雑文を投稿したり、と少しでも思い出を残そうとしています。 

    長男猫が居たので、今の自分がある、と信じているからです。 長男猫の信者かも知れません。

    6+

  3. Nurarin より:

    >>チョコママさん

    nurarinです。

    さみしいですね。
    私にはわびさびを飼うずっと前から大事にしているクマのぬいぐるみがあります。一人暮らしをはじめた時には実家から一緒に引っ越し、海外に連れて行ったりもしていました。
    人は何かに触れることで癒し効果を得られるそうです。
    何かチワワちゃんのかわりに抱きしめられる存在をつくるというのもいいかもしれません。それがぬいぐるみでもギュッとしたり話しかけたりすると心が安らぎます。
    そしていつかまたほんとのペットを飼われるのもいいと思います。
    早くお元気になられますように。
    悲しくてもご飯は食べてくださいね。

    6+

  4. チョコママ より:

    我が家ではチワワが一人おりましたが
    最近亡くなってしまいました。
    生き物と一緒に暮らしている以上いつかは
    やってくる別れではあり、14年以上も常にそばにいて、
    ぼちぼちそれなりの覚悟はしていたのですが、
    いざ現実にお骨になってしまうと、何も喉を通らず
    何とも言えない空しさの日々です。
    元気な頃の写真を見てはため息ついてます。
    我が家は、猫ちゃんではありませんが
    わびとさびがいつまでも元気でありますように。

    4+

  5. 母に付き合って3年目です より:

    久しぶりに読みました
    最後に見たのが、「ストップ、再利用」
    でした。
    うちの母も、マスクを洗って干してます
    当然、私は捨てまくります
    「使える」と言うけど、汚れ落ちてませんが~何か?
    最近、毎週月曜日、朝9時から夕方4時まで
    「お風呂が入れるから~」と説得して
    なんとか行ってもらっています
    1日家の中に居て、テレビを「大音量の60
    」で、部屋に入ると顔じゅうに音が刺さります~
    「助けて下さい、難聴になります」
    近々、補聴器の試聴に連れて行踏んばって踏んばってこうと
    思っていたら、こんな時に私がふ
    「地下鉄の階段で、降りて来る人を避ける
    →踏んばって捻挫→ひび入る→松葉杖→
    1週間安静となりました」
    母が、初め心配してくれました☺️
    でも、なんとなく声が弾んで聞こえたのは
    私の気のせいかな~?

    1+