2017.04.15 |暮らし

手厚い介護・看護体制が評判の介護付有料老人ホーム<後編>

ゆうらいふ世田谷

 東京世田谷区・芦花公園近くの恵まれた環境の中にある「ゆうらいふ世田谷」。前編では、手厚い介護・看護体制、多岐にわたるアクティビティについて紹介した。今回は、生活を送る上で基本となる食事や居室について具体的に紹介していきたい。入居者の快適な生活を追求した、心配りに注目してほしい。

ひとりひとりの要望に対応した食事

 高齢者向け施設で気になるのは、食事に関する個人の好みにどこまで対応してくれるのかという点。自宅では当たり前である自分好みの食事をすることが、集団生活では当たり前ではなくなる。

 ゆうらいふ世田谷では、入居者と密なコミュニケーションをとり食事への要望を聞いている。そして、昔なつかしいメニューなど、出てきた要望をできるだけ反映させているという。外部への委託ではなく、自社スタッフが厨房で作っており、すぐに反映することをモットーにしているからだ。食べられないものや嫌いなものには代替食も用意。大人数の食事を作る施設では対応するのが難しい、個人の好き嫌いにも柔軟に対応してくれるのはうれしい。食事は高齢者が充実した生活を送るためのエネルギー源であり、楽しみだ。要望を聞いてくれる体制をしっかり整えているので、食事がストレスになることは少ないだろう。

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ダイニングは2階と3階にそれぞれある

 味だけではなく、衛生面にも神経を使っていて、衛生管理規定に基づき、フードスタッフ専用の出入り口を設けるなど様々な対策をしている。外部の衛生機関による抜き打ちの衛生検査も実施しており、日頃から常に緊張感を持って管理しているのだそうだ。

 ダイニングはフローリングで床暖房。厨房から運ばれる作りたての料理を楽しめる。ケーキで誕生日のお祝いをするなど食事の雰囲気はアットホーム。身体の状態に合わせた治療食やきざみ食、ミキサー食にも対応し、ダイニングまで行くのが難しい場合は部屋まで食事を持ってきてくれるとのこと。

 朝食と夕食は2種類から自由に選択できるメニュー、昼食はアラカルトメニューで、和・洋・中とバリエーションをつけて飽きない工夫をしている。行事食など季節を取り入れたメニューも好評だ。

プライバシーから緊急時の備えまで配慮された居室

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廊下にはちょっとした畳の共有スペースも

「部屋は廊下の片側だけにあります。お向かいさんがいないためいわゆる”見合い“がなく、プライバシーが確保できます。また、部屋は全て南向きか東向きで、ゆったりとした作りにしています」(ゆうらいふ世田谷総支配人<取材時>の小川克己さん、以下「」は同)

 部屋の窓は保温・防音・結露防止のために二重ガラスに。また、防火仕様のドア、防炎カーテン、スプリンクラー設置と、万が一の火災への備えも万全だ。災害用の備蓄も施設内に十分な量が用意されているとのこと。夫婦などで入居する場合に備えて、室内に扉のある続き部屋も用意されている。

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居室内はクッション付きフローリングで日当たりは良好

 簡単な操作で調節可能な低床式電動ベッドは、身体の負担を軽減する。就寝時には低くすることができ、ベッド生活が不慣れでも馴染みやすい。手元スイッチで高さの調節をすることで、ベッドの上り下りの際の足腰にかかる負担を少なくできるという。また、起き上がり補助をする背上げや脚上げ機能もあり、寝たきりを予防する役割も果たしている。さらに、急病に備えたケアステーション直結のヘルパーコールをベッドサイド、トイレ、洗面台に配置しており、急な体調不良が起こってもスタッフが駆けつけてくれるので安心だ。

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車椅子での出入りが楽な広さが確保されている居室のトイレ

後悔しない施設選びをするためのポイントとは?

 自分自身や親のために初めて介護施設を探す場合、費用、受けられるサービス、建物の設備などがそれぞれ違うため、戸惑うことが多い。しかもすぐに探さなければいけない状態だと、施設の空き状況も常に変化しているため、気持ちに余裕を持てない場合もある。では実際、費用や自宅からの距離など他と比較しやすい部分でふるいにかけた後は、何を見ればよいのだろうか? 小川さんに聞いてみた。

「フィーリングがあうかどうかが大切ですね。入居者の方やスタッフの表情、面会にいらっしゃるご家族の様子などを見ることが大切だと思います」

 最終的には生活を共にすることになるスタッフ、他の入居者、そしてその家族の雰囲気を感じてみることが納得して選ぶためのポイントだという。自分自身や家族が入居することを想像しながら、違和感がないかをチェックしたい。もし違和感があったら、その理由を遠慮なく聞いてみるといい。納得のできる答えで違和感が消える場合もあるし、自分の直感が正しい場合もある。また、必ず複数の施設を見て、比較して決めることをオススメする。

 ゆうらいふ世田谷は、入居者1.5人に対し1人の介護・看護スタッフという手厚い体制が整えられている。2006年7月の開設から10年以上時間が経過し、運営も安定。広い敷地内は整備され、清潔感もある。静かに落ち着いた生活を望むのであれば、ぜひ一度足を運んでみてほしい施設だ。

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【データ】
施設名:ゆうらいふ世田谷
公式WEBサイト:http://www.msk-carenet.com/docs/setagaya/
所在地:東京都世田谷区粕谷2-8-5
最寄駅:京王線「芦花公園駅」徒歩10分、京王線「千歳烏山駅」徒歩12分
類型:介護付有料老人ホーム
運営主体:三井住友海上ケアネット株式会社
敷地面積:6799.70平方メートル
延床面積:7172.60平方メートル
室数:96室
入居要件:入居時要支援・要介護
構造:鉄筋コンクリート造 地上3階建
開設年月日:2006年7月1日
料金:
【1】入居一時金方式(一括払い)
65~75歳は4090万円~、76~80歳は3350万円~、81~85歳は2690万円~、86~90歳は2240万円~、91歳~は1700万円~
【2】年払い方式(毎年払い)
年齢に関わらず383万400円~
※入居一時金方式、年払い方式共に毎月324000円(内訳は管理費132840円、食費77760円、介護費用113400円)

撮影/津野貴生

→この記事の前編を読む

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●コミュニケーションを重視し個別ケアに取り組む介護付有料老人ホーム<前編>
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